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【UV基礎・前編】紫外線の種類と日焼けのメカニズム|美肌レッスンA to Z

美肌を作るためのキホンを学ぶ「美肌レッスン A to Z」。初回のテーマは夏に気になる“紫外線”!紫外線は一年を通して地球上に降り注ぎますが、初夏と真夏では種類も威力も違うんです。そこで今回から前後編の2回に分けてUVケアついて詳しく解説!前編は「紫外線の種類と日焼けのメカニズム」です。仕組みが分かればあなたにぴったりのケア方法が見えてきます…!

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シミや炎症を引き起こす!紫外線の怖さ

紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3つの種類があるのをご存じですか?そのうち地表に届いているのはA波とB波の2種類。UV-Aは雲や窓ガラスをも通過し、肌の奥深くにある真皮層まで到達します。UV-Aを浴びると肌はゆっくりとダメージを受け、シワやたるみといったエイジングを加速させてしまうのです。

一方、UV-Bは肌の表面に刺激を与えます。熱を持ち、赤くなったり皮がむけたりと、目に見える炎症を引き起こすだけでなく、シミやそばかすの原因であるメラニンの生成も活発にしてしまいます。また、UV-Bは肌表面の水分を大量に奪うため、乾燥の原因にも。真夏の天気の良い日に洗濯物を干すとあっというまに乾きますよね。それと同じ原理です。

真夏の紫外線対策はどうしたらいいの?

7月~8月は紫外線量がピークに達し、特にUV-Bが真夏に降り注ぐ量は冬の5倍ともいわれています。

では、これからの季節の強力な紫外線はどのように防いだらいいのでしょうか?

〈1〉高SPFの日焼け止めを使うべし!

日焼け止めに表記してある「SPF」「PA」、これは紫外線を防止する効果を示した指標。SPFはUV-Bをカットするはたらきがあり、1~50+までの数値で示されます。数値が大きければ大きいほど効果が高くなっています。それに対し、PAはUV-Aを防ぐ効果があります。防止効果は4つの+で表され、+の数が多いほど効果が高いとされています。

最近の日焼け止めは「SPF50+・PA++++」と最高峰レベルのものが多いため、迷ったらそちらを選ぶのもおすすめです。

〈2〉ランチ前の塗りなおしが吉!

UV-Bは太陽が出ている日中、10時~14時に多く降り注ぎますが、中でも12時ごろは要注意。ランチタイムにピークを迎えるため、ランチの外出には十分なケアが必要です。朝の出勤前に日焼け止めを塗った方も、ランチ前にしっかり塗りなおすのがおすすめです。

シミ、シワ、たるみとさまざまなエイジングを引き起こす紫外線。その脅威や仕組みを知ることでライフスタイルにあった対策方法が見えてきます。

次回の後編では、日焼け止めの塗りムラを防ぐ塗り方をパーツ別にレクチャー。

ついついやってしまいがちなNG例もご紹介しますのでお楽しみに!

 

 

>>UV基礎・後編 で塗りムラを防ぐ日焼け止めの塗り方をチェック!

 

監修/島田久美子

イラスト/二階堂ちはる  取材・文/清水尚美

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