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“ぽっこりお腹”を(できればラクして)なくしたい!|なんでも相談室「今日はどうされましたか?」#20

スキンケアに関する疑問から、カラダのお悩み、生活習慣のことまで、みなさんが気になることならなんでもOKの相談室。毎回、1つの悩みをテーマとして取り上げ、お答えしていきます。

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お悩みにお答えするのは…
相談員 中村 格子

医学博士、整形外科医、Dr.KAKUKO Sports Clinic院長。「健康であることは美しい」を理念に、体の仕組み、体質に合った体づくりを提案。著書に「硬い体をほぐす かんたんストレッチ」(成美堂出版)など。

助手 清水 尚美

元美容メディア編集者。ホットヨガを始めたことをきっかけに、ここ1、2年でダイエットに成功。でもなぜか、お腹は“ぽっこり”のまま…。本格的な薄着シーズンを前に、お腹だけやせる方法を模索中。


本日のお悩み

“ぽっこりお腹”を解消したい!

お腹まわりにお肉がついているため腰のくびれが消失、ゆったりシルエットの服しか似合わなくなってしまいました。でもキツい運動はしたくない…。“ぽっこりお腹”を解消するいい方法、何かありませんか?

姿勢の乱れ、筋肉量の低下…。お腹にお肉がつく理由はさまざま。

写真:清水
清水
最近、減量に成功したんですが、お腹まわりがどうしてもまだ気になるんです。

写真:中村
中村
やせ型の方でも、お腹だけ“ぽっこり”出てしまう方はいらっしゃいますよ。その原因はいろいろ考えられます。食生活の乱れはもちろん、摂取するカロリーに対して代謝が低いこと、筋肉量の低下、姿勢の乱れ…。

写真:清水
清水
姿勢の乱れ、ですか?

写真:中村
中村
例えば、猫背の姿勢になってみてください。骨盤が後ろに傾き、お腹まわりの筋肉がゆるむのを感じますよね。

写真:清水
清水
確かに。しかもちょっと、お腹が前に出ますね。“ぽっこり”の予感が…。

写真:中村
中村
そうなんです。つまり、いつも猫背ですとお腹まわりの筋力が低下し、内臓を支えられない状態に繋がってしまいます。特に40代以降では、筋肉量も代謝も落ちていきますので、“ぽっこりお腹”になる可能性がさらに高まると言えますね。

\ぽっこりお腹になりやすい!? 生活習慣チェック/

□ 汗をかくほど、体を動かす習慣がない
□ どちらかというと、猫背である
□ 座っている時間が長い
□ ドカ食いすることがある
□ スナック菓子を習慣的に食べている
□ 食事のバランスにあまり気を配っていない

“ぽっこりお腹”に種類(タイプ)はある?

写真:清水
清水
一口に“お腹が出ている”と言っても、タイプや特徴があるのでしょうか。

写真:中村
中村
ついている脂肪の種類と、つき方で分けられるかなと思います。まず脂肪には、内臓まわりにつく「内臓脂肪」、皮膚の下に蓄積される「皮下脂肪」があります。よく耳にする「メタボリックシンドローム」に関わるのは「内臓脂肪」の方ですね。

 

【内臓脂肪】

お腹の内面や内臓まわりに蓄積する脂肪のこと。短期間でつきやすく、落ちるのも早い。最近は若い男女・子どもにも増え、隠れ肥満の原因とも言われている。

【皮下脂肪】

主にお腹やお尻、太もも、二の腕などの皮膚の下に蓄積される脂肪のこと。一度つくと、落ちにくい。女性に多く、妊娠・出産、授乳時に備えての蓄えと考えられている。

【メタボリックシンドローム】

内臓肥満に、高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などになりやすい病態のこと。日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると「メタボリックシンドローム」と診断される。

※出典 厚生労働省e-ヘルスネット

 

写真:中村
中村
“ぽっこりお腹”のタイプは大きく3つに分けることができます。「内臓脂肪型肥満(リンゴ型)」、「皮下脂肪型肥満(洋梨型)」、「隠れ肥満(バナナ型)」です。まず、内臓脂肪が蓄積し、お腹がせり出てリンゴのような体型になる「内臓脂肪型肥満(リンゴ型)」があります。

内臓脂肪で“お腹がぽっこり”せり出る「リンゴ型」


□ 胃のあたりからお腹がせり出ている
□ お腹まわりの大きさに対して、足は比較的細い
□ 腹囲が女性で90cm以上、男性で85cm以上ある
□ 膝関節や股関節に痛みを感じることがある

写真:中村
中村
このタイプは、まず食生活を見直してほしいですね。例えば、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素の中で、何をどれくらいの割合で摂っているか、脂身の多いお肉、バター、菓子パンなど、飽和脂肪酸と炭水化物に偏りすぎていないか、振り返りましょう。

写真:清水
清水
内臓脂肪はつきやすいけれど、落ちやすいのも特徴でしたよね。運動すれば、解決しやすいタイプでしょうか? でもできれば、キツい運動はせずに…。

写真:中村
中村
う〜ん…(笑)。運動はもちろん大切です。でも、内臓脂肪がつく大元の原因である食習慣をまずは変えていきましょう。このタイプはメタボ予備群とも言われ、生活習慣病のリスクが高いですから、今日からでもバランスの良い食事を心がけるのが先決です。

\健康なカラダへ!中村先生からのアドバイス/

そのお腹のお肉は、「脂肪過多だよ」というカラダからのメッセージです。おやつはナッツや果物に。過剰な炭水化物は減らして果物や野菜を。量を減らすよりも、食事の質を変えましょう!

下半身中心にお肉がつく「洋ナシ型」

写真:中村
中村
次に、お腹や太ももなど下半身を中心に皮下脂肪がつき、洋ナシのような体型になる「皮下脂肪型肥満(洋ナシ型)」。皮下脂肪は内臓脂肪と違い、蓄積しても重大な健康リスクはないのが特徴です。

□ お腹のお肉が下腹を中心についている
□ お尻が大きい、太ももが太い
□ 腹囲は女性で90cm未満、男性で85cm未満
□ 腰まわりに痛みを感じることがある

写真:清水
清水
内臓脂肪と比べて落ちにくいとのことですが、どう対策したらいいのでしょうか。健康リスクが少ないとはいえ、着たい服が映えないなど、体型悩みはあるかなと…。

写真:中村
中村
そうですね。このタイプは筋肉を増やし、基礎代謝を上げていくといいと思います。“やせる”よりは、“引き締める”ことに意識を向けるといいでしょう。また、洋ナシ型は女性に多く、特に女性ホルモンが多いとなりやすいと言われているんです。

写真:清水
清水
女性ホルモンに関係があるということは…、閉経後はどうなるんですか?

写真:中村
中村
生活習慣によっては、洋ナシ型からリンゴ型へ移行していく可能性がありますね。

写真:清水
清水
そんなことが!健康リスクが少ないと言っても油断できませんね…。

写真:中村
中村
そもそも皮下脂肪と内臓脂肪、両方ある方がほとんど。リンゴ型と洋ナシ型の中間の方もいるでしょうし、今は洋ナシ型でも年齢や習慣で変わっていきます。一つのタイプに当てはめようとせず、その時々の状態と照らし合わせて対策するのがおすすめです。

\健康なカラダへ!中村先生からのアドバイス/

正しい姿勢を心がけるだけでも軽い筋トレになります。重力の影響から姿勢を保つために、筋肉が使われているんです。猫背になりお腹の筋肉がゆるまないよう、いつも気をつけるようにしましょう。

ほっそり見えて実は隠れ肥満な「バナナ型」

写真:中村
中村
そして、一見やせて見えるけれども実は内臓脂肪が溜まっている「隠れ肥満(バナナ型)」。

□ 全体的に細い印象だが、お腹だけが緩やかに出ている
□ 腹囲は女性で90cm未満、男性で85cm未満
□ 首、肩、腰など、体のいろんな箇所に痛みを感じることがある

写真:中村
中村
「ちょっとお腹だけ出ているかな」と感じる方は、一度、体脂肪率をチェックしてみてくださいね。女性の体脂肪率の上限は28%、男性は20%です。私が診た方々の中には、ほっそり体型なのに体脂肪率40%という方も…。

写真:清水
清水
40%!体の半分近くが脂肪ですね!

写真:中村
中村
このタイプは筋肉量が少なく代謝が悪いので、内臓脂肪でもやせにくいことが特徴。また、年齢を重ねると、フレイル(病気ではないが、年齢とともに筋力や心身の活力が低下すること)に陥る可能性もあります。

写真:清水
清水
リカバリーしやすいタイプかと思いきや、やっかいですね…。

写真:中村
中村
バナナ型の方は、運動した後にたんぱく質をしっかり摂ること。運動後のたんぱく質で筋肉が作られますから、食事をするタイミングが重要です。内臓脂肪は、脂質を良質なものに変えることで対策していきましょう。

\健康なカラダへ!中村先生からのアドバイス/

脂質は魚に含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)や、ナッツ、オリーブオイルに含まれるオレイン酸で摂取を。キツめの筋トレをした後は48〜72時間、筋肉を修復させるために休む必要があるので、週3日ほど行うのがベストです。

“自分の基準”を見直し、少しずつ正していこう

写真:中村
中村
これらの3タイプはあくまで傾向。体脂肪率はいくつか、姿勢が悪くないか、筋肉量はあるのか、バランスの良い食事はできているのかなど、“ぽっこりお腹“の原因を分析し、自分の体が求める解決法を見つけてほしいと思います。

写真:清水
清水
自己分析ですね〜。食事のレコーディングから始めてみようかな…。

写真:中村
中村
いいですね。私はこれまで医者として、いろんな方の話を聞いてきましたが、食生活に対する価値観は本当に多種多様です。「食事には気を使っています。でも毎日のウォーキングの帰りにケーキを買うのがやめられないんです」だったり、「とにかく野菜だけ食べています」という方がいらっしゃったり。

写真:清水
清水
みんな、食事に気を使っているかどうかの基準がバラバラですね(笑)。

写真:中村
中村
そうなんです。私からすると、野菜だけ食べていても栄養バランスは良くないですし、ケーキは年に一度だけ、誕生日に食べるものですから(笑)。特に食生活に関しては自分の基準で判断せずに、客観的に見直してほしいですね。あとは地道に、自分ができる範囲で続けていくこと。食事、運動、姿勢などの生活習慣を、半年から1年ぐらいかけてゆっくりと、自分の基準を正しい方向へずらしていくんです。その基準に慣れてしまえば、おのずと美しく、健康な体でいられますよ。

本日の学び

20代の頃に食事の量を極端に減らしてダイエットしたことがあるのですが、ストレスが溜まったり、肌が荒れたりで、あまり上手くいかず…。直近のダイエットでは、夜遅い時間の食事とお酒、パンや麺類などの小麦類を食べる頻度を減らし、お米と魚、野菜、果物は今まで通り食べる、という食生活にシフト。これまでで一番手応えを感じる結果に!

極端な食事制限やハードな運動を頑張るよりも、まずは日々の食事から意識を変えていく方がラクですし、健康的に痩せられていいことずくめ。格子先生とのオンライン取材では、画面越しでも伝わるヘルシービューティに見とれ、私もあんな風にカッコよくなりたい!、これからはお腹に縦線を入れるべく頑張る!と気合が入りました!(清水)

監修/中村格子
編集/間野加菜代(Cumu)
イラスト/itoaya

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