夏のパサつき髪をレスキュー!ツヤ髪へ導くヘアケアテクニック10選|美肌レッスンA to Z
毎年、夏になると髪のパサつきやきしみが気になってくるという方も多いと思います。もしかしたら、紫外線や乾燥などによるダメージが原因かもしれません。そこで今回は、この時期に起こりがちな髪ダメージのメカニズムと、ツヤ髪を手に入れるお手入れテクニック10選をご紹介します!
夏の髪は、ダメージがいっぱい
髪がパサパサしていてツヤがない・・・という方はいらっしゃいませんか?髪や頭皮は、非常にデリケート。紫外線をはじめ、乾燥や冷房などの影響で、思った以上にダメージを受けています。
髪の一番外側にあるうろこ状の「キューティクル」は、髪の内部の成分(タンパク質など)を守る重要な役割を担っています。キューティクルの整った健康な髪は、表面がつるんとしていて手ざわりがよく、ツヤがあります。しかし、これが紫外線などのダメージにより剥がれてしまうと、キシキシときしんだりツヤが低下したりと、質感が悪くなります。
さらに放っておくと、剥がれたキューティクルの隙間から髪の内部の成分が流出し、毛髪内部に空洞ができてスカスカに…。さらなるパサつきに加え、切れ毛、枝毛などの深刻なダメージにもつながるため、早めのお手入れが必要です。ツヤ髪を目指すお手入れテクニック10選
シャンプー前の下準備
テクニック① まずは髪を濡らす前にブラッシング
髪は濡れると傷みやすくなります。髪を濡らす前にブラッシングを行い、絡まりを解いておきましょう。ワックスなどのスタイリング剤をつけている場合は、先に手ぐしでほぐしてからやさしくブラシを入れて。
テクニック② 予洗いはしっかりと
全体的に髪をとかしたら、ぬるめのシャワーを髪の根元に当てましょう。この時、ただ「髪を濡らす」のではなく「予洗い」という意識で行うのがポイント。1~2分間頭皮をマッサージしながら汚れを落とします。この工程をしっかり行うことで、汚れの7割が落ちるとも言われています。この後のシャンプーの泡立ちが良くなり摩擦を防ぐことができます。
シャンプー
テクニック③ 手のひらで泡立ててから
シャンプーの原液を頭の上で泡立てると、髪同士がこすれて摩擦ダメージにつながります。まず、手のひらにのばして水と空気を含ませ、軽く泡立てておくことで、髪につけた後の泡立ちが違います。
テクニック④ 「髪」ではなく「頭皮」を洗う
「洗髪」というと髪の毛を洗うイメージですが、濡れた髪を触れば触るほど摩擦ダメージにつながります。だから、髪同士を擦り合わせるなんてもってのほか。髪の汚れは泡が落としてくれますので、頭皮を洗うように意識しましょう。
コンディショナー
テクニック⑤ まずは毛先を集中ケア
キューティクルのダメージは毛先から進行します。コンディショナーを手にとったら、まず毛先につけましょう。その後、手に残った分を全体になじませます。このとき、粗めのコームでとかすと、成分をムラなく行き渡らせやすいのでおすすめです。
テクニック⑥ 地肌使用OKかどうかをチェック
コンディショナーは、配合成分などの特徴により、地肌(頭皮)への使用がOKのものとNGのものがあります。必ず事前にチェックしましょう。地肌使用OKのものは、全体をマッサージするようになじませると、地肌ケアにもなるためおすすめです。
その後、2~3分おいてから*1よくすすぎましょう。
*1 ご使用製品の説明書をご確認ください
Recommend Item
髪と地肌をエイジングケア*2する新シリーズ。「抜け毛が目立つ」「ボリュームがない」「ハリ・コシがない」という年齢によるお悩みをお持ちの方におすすめです。
シャンプーは、必要なうるおいは地肌に残しながら汚れをスッキリ洗い流して、ハリ・コシのある髪を目指します。
コンディショナーは、地肌全体に揉み込むように使うタイプ。乾燥をケアしてうるツヤ髪に導きます。ドライヤーの熱を味方につけて、熱ダメージから髪を守り、地肌にも髪にもうるおいを届けます。
*2 年齢に応じたお手入れのこと
「髪のうねりが気になる」「乾燥してパサつく」「なんとなくまとまらない」といった髪の初期エイジングサイン*3にアプローチする、オルビスのモイストセラムシリーズ。
シャンプーは、髪と地肌をやさしく洗いながら保湿し、地肌の微細な汚れもしっかり取り除く、濃密テクスチャー。
コンディショナーは、なめらかに髪をつつみこみ、うるおいを逃さないように髪と地肌をコーティングする、とろみクリーム触感。
*3 うねり、パサつき
アウトバスヘアケア
テクニック⑦ 地肌にもスキンケア
健やかな髪を育てるためには、その土台となる地肌のケアも大切。肌に化粧水をつけるのと同じように、地肌もスキンケアしてみましょう。特におすすめなのが地肌用の美容液。タオルドライ後、地肌をマッサージするように全体になじませましょう。
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育毛・抜け毛予防に。地肌と髪のための美容液。地肌の血行を促進し、抜け毛を予防する「センブリエキス」を配合。頭皮に浸透*4するエッセンスで、地肌をより育毛しやすい環境へ整えます。
*4 角層まで
テクニック⑧ 洗い流さないトリートメントは必需品
洗い流さないヘアトリートメントは、サラサラ・ツヤツヤを即実感しやすいアイテム。乾いた髪・濡れた髪のどちらにも使えますが、ドライヤーの前に毛先を中心につけ、髪をコーティングするのがおすすめ。「ヒートプロテイン配合」等、熱から守ってくれるタイプを選ぶと安心です。Recommend Item
毛髪の内部と外側を同時にケアできる洗い流さないトリートメント。ドライヤーの熱に反応する「ヒートプロテイン」配合で、髪の1本1本をコーティングし、疑似キューティクルを作ります。「軽い感触でベタつかないのに、しっとりとしたまとまり感を実現する」と評判の、隠れたヒットアイテム。もちろん乾いた髪にも使えるため、朝のスタイリング時にもおすすめです。
美髪成分配合でなめらかなツヤ髪に導く、トリートメントミスト。髪の内側のダメージもしっかり補修するから、仕上がりは驚くほどふわっとなめらか!夜のドライヤー前に使えば、サロン帰りのなめらかさと指通りに。朝の寝ぐせ直しにもおすすめです。
ドライヤー
テクニック⑨ 自然乾燥はNG!すぐに乾かそう
ドライヤーは髪が傷むからと、自然乾燥していませんか?濡れた髪はキューティクルがダメージを受けやすいので、濡れたまま放置するのはNG!お風呂から上がったら、なるべく早めに乾かしましょう。
テクニック⑩ ドライヤーはキューティクルを意識
ドライヤーをかける際は、一番乾きにくい髪の根元に指を入れ、髪をかきわけながら頭皮を中心に乾かします。ドライヤーの熱が一ヵ所に集中しないよう、かきわける部分を変えていくのがポイントです。この時、ドライヤーの風はキューティクルの流れに沿って上から下に向かってかけましょう。
髪が乾いたら、最後に冷風を上から下に当てながらブラッシングを。このひと手間でキューティクルがキュッと引き締まり、ツヤツヤでダメージを受けにくい髪に仕上がります。
髪ダメージをケアして、ツヤツヤ美髪を保ちましょう
監修/島田久美子
イラスト/二階堂ちはる
取材・文/伊藤幸子