【原因別に解説!】正しいクマケアで明るい目元に!|美容のプロに聞いてみました!
顔を疲れた印象に見せてしまうクマ。原因別のクマのケア方法や、正しい隠し方など、美容のプロに教えてもらいました!
あなたのクマは何タイプ?
顔をどんよりと、くもらせてしまうクマは、年齢を問わず悩んでいる人が多数。クマが現れる目元は顔の中でも特に皮膚が薄く、乾燥しやすいため、トラブルが起こりやすいパーツといえます。メイクでカバーしようとすると目元ばかりが厚塗りになって、より目立ってしまった……という経験はありませんか?
クマの種類は、大きくわけて「青グマ」「茶グマ」「黒グマ」の3タイプ。適切なケアをするために、まずは自分がどのタイプに当てはまるのか、下のチェックリストで確認してみましょう。
青グマ
□目の下が青黒く見える
□顔全体に血色感がない
□手足などが冷えやすい
□寝不足、目の疲れを感じる
茶グマ
□目の下が茶色くなっている
□目まわりの小じわが増えた
□顔全体にシミが多い
□目をこすりがち
黒グマ
□目の下に黒い影がある
□涙袋がたるんでいる
□目まわりのシワがくっきり深い
□顔の肌全体に弾力がない
青グマのケア方法
青グマの原因は「血行不良」
青グマの主な原因は血行不良です。目の下にある毛細血管の中で血流が滞ってしまい、それが青黒く透けている状態。寝不足や目の疲れによっても引き起こされやすくなります。
青グマが目立っている場合、目元のみならず顔全体の血行が悪くなっていることが多いので、血色感がなく、頬などもくすんでいる可能性があります。また、手足が冷えやすい人は、全身の血流が滞りやすいので、青グマが現れやすい傾向が。青グマは年齢を問わず、若い人にも多く見られます。
青グマの原因「血行不良」は
目元を温めて解消
青グマの改善には、とにかく血行を促進することが近道! そのためには温めることが最も効果的です。蒸しタオルを取り入れてみましょう。
① 蒸しタオルには長めのフェイスタオルを選びましょう。水に濡らしてしぼってから、熱すぎない程度に30~50秒ほど電子レンジで温めます。
② 温めたタオルを縦半分に折って両端を持ち、折り目を鼻の下に当てます。③ 少し上を向き、タオルの両端を額のほうへクロスするように折りたたみ、顔全体を包みこみます。このとき、鼻まわりは開けておきましょう。
④ 蒸しタオルで顔を包んだら、手のひらでそっと顔全体を押さえます。すぐにタオルが冷めてくるので、ぬるくなってきたらはずしましょう。
蒸しタオルは、スキンケア前に行うのがベストタイミング。特にお風呂上がりは血行がよくなっているので、相乗効果が期待できます。
顔全体を温めることでスキンケアの浸透も高まって、くすみも緩和。朝のメイク前にプラスするのもおすすめです。茶グマのケア方法
茶グマの原因は「色素沈着」
茶グマの主な原因は、肌摩擦による色素沈着です。スキンケアやメイクのとき指に力が入っていたり、クレンジングや洗顔時にゴシゴシと肌をこすったりしていると、摩擦が積み重なって皮膚が茶色っぽく変色していきます。また、花粉症などで無意識に目をこすってしまう人も、注意が必要です。
摩擦を与えるとデリケートな目元の皮膚に炎症が起き、メラニン量が増加して茶グマにつながります。頬の高い部分などにシミができやすい人は、もともと肌のメラニン色素が多く、色素沈着が起こりやすい場合も。
茶グマがあるということは、目元の皮膚そのものが傷ついていることが多いので、小じわも増えてきます。目元のサインを見逃さないようにケアしましょう。
茶グマの原因「色素沈着」には
メラニン対策を!
色素沈着が原因の茶グマには、美白ケアでメラニン対策をするのが有効。いつものケアに美容液をプラスしてみましょう。美白ケアは継続が重要。根気強く続けることが大切です。
目元に美容液を塗るときは、特に「やさしく丁寧に」を心がけて、薬指で軽くなじませましょう。
また、せっかく美白でプラスのケアをしていても、毎日のスキンケアで摩擦を与え続けると茶グマは悪化する一方。普段のスキンケアでも「やさしく丁寧に」を心がけて、できるだけ肌への摩擦を減らしましょう。
オルビス リンクルブライトセラム
シワ改善と美白*1の両方への効果が認められた、注目の有効成分Wナイアシン*2を配合した薬用美容液。メラニンの過剰生成を抑制し、小じわも目立たなく。ふっくらした透明感のある肌に整えます。
*2ナイアシンアミド
※販売名:オルビス リンクル ブライト セラム
黒グマのケア方法
黒グマの原因は「たるみ」
黒グマは、ずばり目元の皮膚のたるみによる影のこと。年齢を重ねることで目のまわりの筋肉が衰えたり、ハリが低下したりすると、徐々に目元の皮膚はたるみます。その影が目の下を黒く見せているのです。
シワが深くなった、ほうれい線がくっきりしてきたなど、顕著なエイジング悩みがある人は、そのクマが黒グマである可能性が大。特に30代後半から気になり始める人が多いのが特徴です。
黒グマの原因・たるみには
ハリケアコスメを投入
黒グマの原因であるたるみに立ち向かうには、目元のうるおいケアとハリケアが必須。弾力が生まれて目元の皮膚がピンッとすれば、そのぶん影も薄くなります。特にハリケアは専用コスメを使って、たるみ悪化を食い止めましょう。
ハリケア用の美容液を顔全体に塗ったら、目元には念入りに重ねづけを。薬指でやさしくポンポンとなじませましょう。夕方は肌の乾燥が進み、たるみも加速します。朝のケアで日中のハリ低下を予防するコスメをプラスしておくのがおすすめです。
オルビスユー デイエッセンス
朝にピークを迎えて、その後低下するハリのバイオリズムに着目した日中用美容液。肌の内側からバリア機能にアプローチすると同時に、紫外線や外的刺激から肌を守ります。
\がんこなクマを隠すコンシーラー術/
ファンデーションだけでクマを隠そうとすると、目元が厚塗りになりがち。コンシーラーを使って上手にカバーしましょう。
クマを隠すためのコンシーラーは、リキッドタイプがおすすめです。目の下に直塗りして、薬指でトントンとやさしくなじませましょう。
コンシーラーを塗るときは、骨のくぼみに沿うように、クマの上にスッとのせます。目のキワに塗ると、目が小さく見えてしまうので気をつけましょう。
また、メイクのヨレが気になる場合や、つけすぎないか心配……という人は、一度手の甲にコンシーラーをとり、薬指で少しずつ重ねづけていくとナチュラルに仕上がります。
コンシーラーを塗るタイミングは、使っているファンデのタイプによって異なります。パウダーファンデーションの場合はファンデの前、リキッドファンデーションの場合はファンデの後に使うのが正解です。
カバーリキッドクリエイター
繊細な目まわりにも塗りやすい平筆タイプ。光を拡散してアラを見せず、さらに黄ぐすみをカバーする赤色の粉体を配合し、明るい目元印象へと導きます。サッとなじむのにカバー力が高いテクスチャーも優秀。
※この記事は2020年1月に配信したものを編集しております。
監修/島田久美子
イラスト/二階堂ちはる
取材・文/橋場鈴里
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