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乾燥対策、基本のキ|“セラミド”の力でうるおいをブーストしたい!

肌のつっぱりや赤み、かゆみなどを引き起こす乾燥。身近な肌トラブルの一つだからこそ、きちんと知ってみませんか?そもそも、どんな肌状態のことを“乾燥肌”というのか、肌のうるおいのカギを握るといわれる“セラミド”のことなど、乾燥対策の基本を一緒に学んでいきましょう!

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お話を伺った方
高瀬聡子 先生

東京慈恵会医科大学を卒業後、同大学付属病院で皮膚科勤務を経て、2007年美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック 中目黒」を開院。総院長を務める。日本美容皮膚科学会会員、日本皮膚科学会正会員。著書に『いちばんわかる スキンケアの教科書』、『ゆる美容字典』(共に、講談社)、『気になるパーツのスキンケア』(宝島社)、『女性医師が教えるスーパービタミンC美肌術』(日経BPマーケティング)、『お肌は最強のバリアです!』(晶文社)。

「乾燥肌」って、どんな状態の肌のこと?

「乾燥肌」とは、皮脂と水分のどちらか、または両方が不足している肌状態のこと

肌と乾燥の関係を語るうえでまず重要な存在が、肌表面の「皮脂膜」。油分と水分が混ざった“天然のうるおい成分”で作られている皮脂膜が表面を覆うことで、肌内部の水分の蒸散を防ぎ、肌を守ってくれています。つまり、肌の健康を保つには、皮脂膜に含まれている油分と水分、どちらも大切ということ。このバランスが崩れると肌は乾燥し、様々な症状が肌表面に現れます。

\乾燥は、こんな症状を引き起こす!/

乾燥が進むと、キメの乱れやメイクノリが悪いなど、なんとなく肌の調子が悪く感じるだけのものから、つっぱり感やかさつき、粉ふき、かゆみなどの症状まで様々な症状として現れます。肌の赤み、ひりつきを感じる場合は、皮膚科を受診した方が良い場合も。

乾燥から肌を守っている皮脂膜の油分・水分バランスは、季節や生活習慣、年齢による体質・肌質の変化など、様々な要因で揺らぎやすいもの。特に春は、まだ空気が乾燥している上、花粉による肌への刺激、真夏とさほど変わらない紫外線量など、肌を乾燥させてしまう要因がたくさんある季節なんです。春こそ、乾燥対策をしっかりと!

年齢とともにやってくる!“乾燥が加速する3つの変化”

髙瀬先生が指摘するように、年齢により分泌量やスピードが変わっていくと言われる「皮脂分泌」、「ホルモンバランス」、「ターンオーバー」。年齢でどのくらい変化するかというと…。

皮脂分泌

10代から分泌量が多くなり、20代半ばがピーク。30代以降は徐々に分泌量が減っていき、50代後半には20代半ばの半分くらいまで減少。水分を肌にとどめておくための油分が少ない状態になってしまい、肌はいつもカラカラに…。

ホルモンバランス

肌の保水性に欠かせない、ヒアルロン酸の生成に関わっていると言われる女性ホルモンのエストロゲンは、閉経をすると減少。そのため、閉経後はヒアルロン酸を作りにくくなるため、肌に水分をためておく力が弱くなってしまう。“ハリのあるうるおい感”を感じにくくなったなら、ホルモンバランスの変化が原因かも。

ターンオーバー

肌の表皮で起こる細胞の生まれ変わりであるターンオーバーは、20代をピークに周期が遅くなっていく。ターンオーバーの遅い肌では、古い角層が溜まりごわつくことで、肌の水分補給が上手くいかなくなりがち。

つまり、30代以降にやってくる体の変化に伴って、これまでの肌タイプに限らず、肌はどんどん乾燥しやすくなります。ただし、20代の方でも、表面は皮脂のおかげでうるおっているように感じるけれども、肌の中は乾燥しているインナードライ状態の場合も。まずはご自身の肌としっかり向き合うことが、乾燥対策の第一歩ですね。

\インナードライって?/

肌に触れると油分が十分にあるように感じるけれど、角層の水分量が不足している状態のこと。脂性肌と違い、ごわつきやガサガサ感を感じる傾向があります。毛穴が気になる場合も。かゆみや赤みなどのわかりやすい症状が出ないため、自分で気づきにくいです。

乾燥もインナードライも。乾燥対策のカギを握るのは、うるおい成分「セラミド」

最初に挙げた皮脂膜の他に、角層も、肌を乾燥から守るためには重要な役割を果たしています。皮脂膜と同様に、角層は外からの刺激から肌を守るバリア機能と肌内部の水分蒸発を防ぐ機能を担っています。角層の中でも特に重要なのが、角層細胞同士の間を接着剤のように繋ぎ、水分の蒸発を防いでくれる細胞間脂質。そして、この細胞間脂質の約50%以上を占める「セラミド」という成分です。

\セラミドって?/

細胞と細胞の間にある水分を抱え込み保持する働きを持っていて、その働きから、うるおい成分とも呼ばれています。米、小麦、乳製品、こんにゃく、とうもろこしなどの食物を摂ることにより、体内で生成され、代謝されます。

セラミドが不足してしまうと、まず肌内部のうるおいが保てなくなります。肌の中が乾燥してしまうので、皮脂膜のバランスが乱れることに繋がります。それが結果的に、バリア機能の低下、肌表面の乾燥を引き起こすのです。乾燥肌の症状が明らかな場合はもちろん、インナードライの方も、角層のセラミドが不足しているといえますね。

毎日少しずつ、セラミドがなくなっていく?いつもの習慣に潜むリスク

食物由来の栄養を摂ることで生成されるセラミド。ずっと肌内部にとどまっていてほしいけれど、純粋に食物を摂ることにより体内で生まれるセラミドの量だけでは、日々失う量をカバーするのは難しいのだとか。

そもそも、セラミドの生成量は生まれた時がピーク。30代以降になると減りのスピードが速くなり、50代を迎えると、その生成量は20代の半分になってしまいます。セラミドを生成できる量が減っていくのに加えて、洗顔や肌への摩擦により、セラミドは簡単に流出しますし、毎日代謝もされるので、肌内部にずっととどまるということがありません。乾燥肌のケアは、日頃から意識してセラミドを補給することが大切。セラミドを補うには、スキンケアで肌の外から補う方法と、サプリメント等で肌の中から補う方法の2つがあります。

乾燥対策1 セラミドを外から補う!

日々セラミドを失い、肌の水分保持能力が下がっていくのを手っ取り早くカバーするには、スキンケアで外から補うのが◎。セラミドを配合したスキンケアアイテムで、角層までセラミドを浸透させることで、細胞間脂質内のセラミドが補われ、肌の水分がしっかりキープされるようになります。

メイク落としや洗顔、角質ケアなど、肌から不要なものを“落とす”際は、セラミドも一緒に流れやすくなると考えてください。特に近年は、“落とす”アイテムの性能が上がっていますから、以前と比べると今はセラミドの流出がしやすいといえます。ですので、落とした後は、セラミドを補うスキンケアを習慣にできるといいですね。

乾燥対策2 セラミドを中から補う!

セラミドは食事由来で生成されますから、体の中からセラミドを補給するインナーケアもおすすめです。特に、植物性セラミドのグルコシルセラミドは、セラミドを合成する酵素を活性化するというデータもあります。セラミドを生成する原料だけではなく、セラミドを作る力も底上げできるのは利点です。

スキンケアによるアウターケアは塗布して保湿感を体感でき、効果がわかりやすいです。しかしその分、日々の洗顔などで流れてしまうデメリットがあります。そこを埋めるのがインナーケア。どちらも併用し、続けることで、セラミドを継続的に補いながら効率的に生成するサポートができますよ。

毎日のセラミド補給で、乾燥しらずのうるおい肌に

生まれた時から人の肌に備わり、肌のうるおいを保ってくれているセラミド。減ってしまうものだからこそ、自分で補っていく習慣を続けていくことが、脱・乾燥肌への近道!今日から早速、セラミドを肌の外から、そして中からも摂る習慣を始めましょう!

 

取材・文/間野加菜代(Cumu)
イラスト/二階堂ちはる
編集/神谷日向子

 

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