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垢抜け印象には、簡単なコツがあった!長井かおりさんが指南する「新しい私に出会うメイクLesson10」

イベントが増え、街も華やかなムードになる時季。いつものメイクにちょっぴり工夫をして、新たな魅力を引き出してみませんか? 連載でおなじみのヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさんが、皆様のお悩みを解決するメイクのコツを解説。簡単なテクニックで垢抜け印象を手に入れて、おしゃれを楽しみましょう。

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 教えてくれたのは長井かおりさん 

メイクが垢抜ける理論と実践しやすいテクニックで人気のヘア&メイクアップアーティスト。トークが冴えるYouTubeも好評。

Lesson1 明るい色を選んでクマを軽やかカバー

多くの人がベースメイクのお悩みとして挙げるのがクマ。「光を拡散させて明るく見せるコンシーラーを使うほうが、カバーしやすいですね。さらにパールを含んだものを重ねると光で飛ばすことができ、色だけでカバーするよりも自然な印象になります」。色と光、Wの効果でクマを明るく見せれば、目まで澄んだようなクリーンな印象に。

 色と光、Wの効果で目の下がぱっと明るく 

カバーリキッドクリエイターをクマ部分に直接塗り、指でなじませカバー。 その上に、グロウスキンコンパクト右側のハイライトカラーを重ねて、ツヤ効果を高めて目くらまし。

Lesson2 血色オレンジでくすみを飛ばしヘルシーに

大人の肌、特にまぶたはどうしてもくすみが生じてしまうもの。「そんなときは血色を含んだオレンジ系のアイカラーをチョイスして。オレンジにはくすみを自然にカバーしつつ、ハリ感やフレッシュさを演出し、おしゃれに見せる効果が。目元に温かみを添えてくれるので、くすみが出てきた夕方にオレンジを重ねるのもおすすめです」

 温もりカラーでハリ感UP。 生き生きした眼差しに 

濃い色をまぶた全体に、明るい色を黒目の上に指で丸く入れると、 今っぽい温もりアイに。

Lesson3 映えたいシーンにはトーンアップ下地

たとえば女子会やイベントなどで、メイクを頑張ったのにイマイチ映えなかったということはありませんか? そんな悩みには、ポイントメイクを濃くするよりも、トーンアップ下地を使って肌のトーンを上げてみて。ポイントメイクも引き立ち、美人印象に。

 白浮き知らずの今どき下地。メイクが映える透輝肌に 

スキンモイスチャーベース

手のひらを密着させてなじませ、首全体にも下地をつければ白浮き予防に。

Lesson4 あえての薄眉で好バランスに

誰もが難しいと感じる眉をアップデートするなら長井さんのおすすめは「薄眉」一択。なぜならマスクをはずしてフルメイクするようになった今、顔全体をきちんとメイクすると抜け感がなくなってしまうから。「あえてパウダーは使わず眉マスカラを最初に使い、ペンシルで補整するとやさしげな今どき眉に」

 マスカラファーストが鉄則。ナチュラル感を上手に演出 

「アイブローマスカラで眉尻から眉頭へ、続いて眉頭から眉尻へととかします。最後に足りない部分をペンシルで」

Lesson5 “塗り方”を見直し毛穴レス印象へ

毛穴悩みをカバーするときに便利な部分用下地。使い方の工夫で、大人のたるみ毛穴隠しにもグッと効かせることが可能に。「漫然と塗るのではなく、逆の手で肌を軽く引き上げるのがポイント。その状態で入れ込むように下地を塗ると、気になる毛穴や溝にきちんと塗れてなめらかに」。下地が上すべりしないコツ、ぜひ真似して。

 “埋める”系の部分下地は 入れ込むひと手間が肝心 

スムースマットベース

光を反射させるパウダー配合で、ふんわりぼかして毛穴をカバー。たるみ毛穴も一掃する*実力派。

*メイク効果による

Lesson6 “私に似合う”を探す。ネクスト赤リップに挑戦

メイクが古く感じられるという人は「ホリデーシーズンですし、ぜひ赤リップに挑戦して」と長井さん。「ひと口に赤といっても、真紅だけでなく、青みがかったモーヴ寄りやブラウン寄りなど、ニュアンスのあるものがたくさんあります。そんななかから自分に合う“ネクスト赤リップ ”を見つけるとメイクの幅が広がりますよ」

 赤の表現はさまざま。気分で選んで楽しんで! 

A_ カラーエッセンスリキッド レッド ブルーム

クリアな発色で、派手にならず赤唇を楽しむのにぴったり。自然な血色感が。

B_ カラーエッセンスリキッド ライプワイン

見た目より明るく発色するボルドー寄り。華やかなのに主張しすぎない絶妙カラー。

C_ ピュアセラムルージュ プラムリゾート

肌色を選ばない、上品なローズ系の赤。洗練された女性らしさを演出してくれる。

D_ ピュアセラムルージュ レディセピア

大人がつけても似合う、スモーキーなピンクを含んだ赤。 スタイリッシュな印象に。

E_ ピュアセラムルージュ イノセントレッド

テンションが上がる正統派の赤。肌の白さを際立たせてくれる美人色。

Lesson7 夕方のくすみ感は、チークの“置き塗り”で防ぐ

大人の肌につきもののくすみ悩み。顔色の悪さが原因のくすみ対策にぴったりなのが、チークを肌に密着させる“置き塗り”です。「朝、 ふわっとつけたチークは夕方にははがれてしまいがち。チークをブラシに取ったら、側面でぎゅっと押し込むようにつけて。粉が密着して長もちします」。つけたての血色感を1日キープさせれば、長時間くすみ知らずに。

 ブラシの使い方1つでフレッュな頬が続く! 

こっくり深みがあり、大人っぽさが出せるプラムカラー。顔から浮かず、ほどよい華やぎに。

Lesson8 ヘアアクセサリーで簡単ドレスアップ

髪にコシがなくなった、細くなったと気になるならヘアアクセサリーを活用するのも手。 「リボンがついたヘアアクセサリーやスカーフで髪をまとめれば、襟元が華やかになりボリューム不足をカバーできます。髪が短いなら、存在感あるカチューシャやバレッタを」

Lesson9 “こめかみに髪”で垢抜けスタイルに

なぜか生活感が出てしまう人と、さりげなくしゃれ感が出る人。その違いは“こめかみにかかった髪”に。「髪を前から後ろへ引っ詰めると昔っぽく老けた印象に。髪をとかすときやまとめるときは、こめかみに髪をかけるよう意識しましょう。動きが出て垢抜けた印象になりますし、小顔に見せる効果も」と長井さん。手の動かし方1つで見違えるはず。

Lesson10 手ぐしでふんわり。クセも味方にして華やかに

年齢と共に髪にクセが出てきたというお声も多いのですが、「クセが強くなる年代は髪が細くなり、ボリューム不足も気になる年頃。クセは補整せずそのままに、手ぐしでふわっとまとめると逆に華やかさが出ますよ。寝グセで髪が空気をはらんでいたら、むしろラッキー(笑)。 襟足に近い低め位置でまとめると上品に仕上がります」

撮影:寺田茉布(LOVABLE)<モデル>、五十嵐真<静物>
ヘアメイク:長井かおり スタイリング:タカシバユミ
モデル:比留川游 取材・文:高見沢里子

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