ボディの乾燥をケアして、“匂い立つ美人”へ。ヘレナスのボディオイルに込められた知見と思い
「乾燥の気になる季節がやって来ても、“うるおいといい匂い*”に包まれて、ここちよく過ごしてほしい」。そんな開発チームの想いのもとに誕生した「HELENUS」(ヘレナス)の「グローイングセントボディオイル」。こだわりと熱意のこもった開発の裏側をご紹介します。
* 製品の香りづけによる
お話を伺ったのは
安藤知恵さん
商品企画担当。「HELENUS」(ヘレナス)では、ブランドコンセプトから商品設計までの開発リードを担当。乾燥肌で、冬場は特にかかと等の部分的なカサつきが気になっている。
肌の水分・油分のバランスが、体の匂いにも影響を与えている
― 冬が近づき、お風呂上がりには慌てて顔に化粧水をつけたくなるような、乾燥する季節になってきました。そのような季節で、自分の肌の水分と油分のバランスが変わった気がしますが、実際どうでしょうか?
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安藤:感覚的に顔と体を分けて捉えがちですが、肌、つまり皮膚は、顔も含めた全身を覆っています。体の部位によっては顔の皮膚の構造と違う部分はあるものの、おおむね、顔も体も肌の構造は同じ。ですので、水分と油分のバランスがくずれる原因が多岐に渡るのは、顔も体も共通ですね。
様々ある水分と油分のバランスがくずれる原因の中で、私たちヘレナスの開発チームがより着目したのが、体の肌に含まれる水分と油分、この二つの要素のバランス。このバランスは、単に肌タイプを左右するだけでなく、その人自身が持っている肌の匂い「スキンセント」にも繋がっていることがわかりました。肌の匂いと聞いて“体臭”=イヤな匂い、というイメージを思い浮かべるかもしれませんが、実は肌の匂いも様々。
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安藤:例えば、ヘレナスの香り作りを手がけてくださった調香師の山根大輝さんとの会話の中で、「合う香水を提案する時には、その人の肌の匂いを嗅がせてもらうことがある。例えば、乾燥を感じる肌からはパウダリーっぽい匂いがする」というエピソードを伺ったことがあります。乾燥やオイリーといった水分・油分のバランスによる肌コンディションとスキンセントに繋がりがあるなんて、私たちも驚きましたし、これはもっとみなさんに知っていただきたいへレナスならではの知見ですね。
肌を整えるボディケアは、あくまで通過点。ヘレナスのゴールはその先にある
―へレナスの考え方として、肌の水分・油分のバランスを整えていくことが大切になりますね。
安藤:そうなんです。でも正直ボディケアって、時間がある時に自分をいたわる感覚で行うスペシャルケア、という印象がありませんか? 私もヘレナスを担当する前は、特に乾燥を感じる冬場、かかとやすねのカサつきが気になる部分をスポット的にケアするという意識しかなくて…(笑)。
でも、ヘレナスを使い始めてみて気づいたのは、ボディは水分・油分のバランスが崩れてからケアするものではなくて、毎日365日ケアすることが重要だということ。へレナス使うたび、いい香りに包まれてここちよく、また肌の触りごこちも滑らかでここちよくなっていく…そんな体感を皆様にお届けしたいと思っています。
一般的に、スキンケア・ボディケア商品のゴールというと、例えば美白商品であれば、メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐことですし、乾燥や肌荒れをケアする商品であれば、健やかで滑らかな状態に肌を保つことになります。「そばかすを防げた」、「つるっと滑らかな肌になった」がゴール達成、とされるわけですが、ヘレナスでは、肌のケアはあくまで通過点。
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ローション、クリーム、ジェル。様々な選択肢がある中で、“オイル”を選んだ理由
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安藤:化粧品業界らしからぬ、という点は、実は最初のブランドイメージ作りから一貫してそうだったと言える気がします。化粧品を開発する際、多くの場合が「ボディクリームを作りましょう」、「ヘアオイルにしましょう」と、ある程度、開発する具体的なモノを念頭に置いた状態でディスカッションし始めるのですが、ヘレナスの場合は、「自分の肌の匂いが活かされていく体験を、どうしたらお客様に伝えられるのか」というテーマから始まっています。クリーム、ジェルなどといった形や手段にあえて重点を置かなかったんです。
このディスカッションの中で上がったのが、「その人が、香りの雫の中に入り、包まれている」というイメージ。香りの雫の中に入っているような感覚が商品の体験としてあると、ここちのいいものになりそうだなと。そうなると、気になる部分だけのスポットケアではなく、全身にくまなく塗ることで、香りに浸れるものがいいね、と話が進んでいきました。
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安藤:そこから、ローションやクリーム、ミルクなど、いろいろな選択肢がある中で、なぜオイルを選んだかというと、私たちヘレナスには「自然に習い、肌に習う」という開発ポリシーがあるからです。「自然に習う」は、精油を始めとする自然の匂いや植物由来の成分、なるべく自然の恵みを取り入れていきたいということ。「肌に習う」は、“あなたの肌に合うケア”を、パーソナライズとは言わないまでも、なるべく一人一人に提案していけるような感覚のものを目指そうということ。
「自然に習う」というポリシーのもと、精油を使いたいとなると、ローションやミルクなどにするためには水が必要になります。油に水を加えれば分離してしまうので、界面活性剤を入れなくてはいけません。そうやって他の要素を加えていくよりは、なるべく香りとスキンケアのための成分だけで構成された雫の中に入るような体験、というものを作りたいと私たちは考えました。突き詰めた結果、理想に最も近い形状がオイルだったんです。その上で、ローションのように毎日使える気軽さも大切にしたかったので、伸びのいい、べたつかないテクスチャーにはとてもこだわっています。
“肌性に合う”、かつ、“みんなが好きな香り”に辿り着くまで、試作に試作を重ね…。
― オイルという形に着地するまでの過程の他に、開発時に苦労した思い出はありますか?
安藤:香り作りですね。肌に合うだけでなく、香りも好きになってもらえるようなものを作りたくて、調香師の山根さんにリードしていただきました。今回ヘレナスでは、精油を組み合わせているのですが、一般的なボディケア用品の香りの調合と比較すると数が多めなんです。調香師・山根さんの知見が反映された“肌性に合わせた調合”になっています。
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安藤:もちろん、香りの好き・嫌いには個人差がありますから、いろいろな人の視点を取り入れるために社内でもモニター調査を行いました。辛辣な意見も受け止めながら、最終的に今の香りの組み合わせにたどり着くまで、かなりこだわって時間をかけましたね。正直、ボディケア商品の開発で、香り作りにここまでの工数と労力をかけたことはないですと、開発スタッフに言われるほどでした(笑)。
ですので、もちろん肌性に合わせた香りを使っていただくのはおすすめなのですが、香りで選んでいただくのも◎。お風呂上がりに全身に塗るだけでなく、日中も乾燥が気になる部分だったり、首元につけたりと、香りを楽しみながらケアする使い方もできます。
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安藤:私はハンドクリーム代わりに手につけているんです。香りも気に入っていますし、何よりオイルだけどベタつきが気にならないのも個人的なお気に入りポイント。手につけると、パソコンで作業している時にへレナスの香りがフワッと感じ、いい気分になれますよ。
全身をしっとりケアしながら自分のいい匂いを活かす、あなたが思う“匂い立つ美人”に
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― 最後に、お客さまへのメッセージをお願いします。
安藤:ヘレナスを立ち上げる時、「匂い立つ美人」という言葉をキーワードにディスカッションをしたことがありました。素敵な女性って、香りが全くわからないほど遠くにいても、なんだかいい匂いがしそうな印象を受けることがあるよねと。「匂い立つ美人」と一言で言っても、おそらくみなさんそれぞれが、自分なりの「匂い立つ美人像」があり、そこから感じ取る香りも違うはずです。“自分の匂い”を覆い隠したり、消したりするではなく、活かされていくことで、愛せる匂いが香る「匂い立つ美人」になっていただきたいなと思います。
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肌を整えながら、肌そのもののいい匂いをさらに活かし、ここちよく香らせる。
そんな発想から生まれた“スキンフレグランス”、ヘレナスの「グローイングセントボディオイル」。
ぜひ、チェックしてみてください。