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より多くの年齢悩みに応えたい。技術と熱意を結集した、新「オルビスユー ドット」が誕生するまで

年を重ねるとともに現れてくる多様な“年齢サイン”(*1)に、マルチなアプローチができるオルビスユー ドット。ベストコスメ24冠(*2)、累計461万本突破(*3)を誇るオルビス最高峰(*4)のエイジングケア(*5)シリーズが、2023年8月21日、満を辞して進化を遂げました。その進化の背景にある、開発者たちの技術と熱意に迫ります。

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*1 乾燥・ハリ・ツヤのなさ *2 2022年12月7日時点 オルビス調べ( 2020年9月24日発売 旧オルビス ユードットシリーズ) *3 オルビスユー ドット売上個数実績(2020年9月24日発売 旧オルビス ユードットシリーズの20年9月24日~23年5月31日の販売実績) *4 オルビス内スキンケアシリーズの保湿力 *5 年齢に応じたお手入れのこと

<オルビスユー ドットシリーズは全品医薬部外品です>
●グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)配合(フォーミングウォッシュのみ)=肌荒れ防止有効成分
●トラネキサム酸配合(エッセンスローション、クリームモイスチャライザーのみ)=美白有効成分(メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ)

販売名:オルビスユー ドット ウォッシュ、オルビスユー ドット エッセンスローション、オルビスユー ドット クリームモイスチャライザー 

開発者プロフィール

合志 美紅 (ごうし みく)

オルビス株式会社 ブランドデザイン部 商品企画グループ

メイクからスキンケアまで幅広い分野の商品企画・開発を担当。オルビスユー ドットでは、「心地よいスキンケア時間と確かな結果」を届けることを目指し、企画・処方開発を一貫して担う。

本郷 麻耶 (ほんごう まや)

ポーラ化成工業株式会社 研究所 エビデンスセンター有効性グループ 副主任研究員 薬学博士

皮膚科学を専門にシミ・シワ・肌荒れのメカニズムについて研究。長年、美白・エイジングケア製品の開発に携わる。

仲村 彩 (なかむら あや)

ポーラ化成工業株式会社 研究所 フロンティアリサーチセンター 研究員

エイジングケア商品をメインに、さまざまな化粧品開発を手がける。

林 亮太 (はやし りょうた)

ポーラ化成工業株式会社 研究所 製品設計開発部 内容物開発センター 副主任研究員

これまでスキンケア製品を中心に、設計・開発・量産化に従事。

研究の中で再確認した「人間に本来備わっている機能」が秘める大きな可能性

― ポーラ化成 研究所では、日々、最先端のテクノロジーを活用しながら、皮膚のメカニズムや機能を研究されていますね。最近では、どのような研究、知見に注目されているのでしょうか。
継続して行ってきた加齢に関する研究が、ここ数年でさらに進んだ印象があります。注目しているのは、人間が元々持っている成長因子「GDF11」。GDF11には、加齢により心臓の筋肉が厚くなる心肥大を改善し、神経細胞を再生して機能を回復させる作用などがわかっていました。そして体内のGDF11は、年齢とともにその量が減ってしまうことが、論文で報告されています。このGDF11について、私たちでさらに研究を深めていきました。

具体的に何をしたかというと、ヒトの肌細胞でGDF11を人為的に少なくしたとき、何か起こるのかを検証する実験です。この実験で、GDF11が少なくなると、肌のハリに必要なコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、そして潤いのもとになるフィラグリンの遺伝子が減少し、逆にシミの原因となるメラニンの産生が増えていることが分かったんです。

この結果が示すのは、GDF11がコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、フィラグリンの産生とメラニンの抑制のカギを担っている。人間に本来備わっている機能が肌に対して様々な効果を発揮しているということ。

そうですね。課題の一つ一つに対応するのではなく、その大元に何があるのか、立ち戻って見つめ直してみるという姿勢の大切さを改めて実感しました。肌悩みについても同じで、一つ一つの悩みに対処するよりも、複合的に起こる肌悩みの大元の原因を探る必要があると考えました。

ブランド理念の“原点”に立ち戻り、複合的な肌悩み*1に応える、「結果主義」の新オルビスユー ドットへ

― オルビス最高峰*2のエイジングケア*3シリーズである「オルビスユー ドット」は、複合的な年齢悩みにアプローチすることを掲げて、多くの方々に支持されてきました。「これ以上のパワーアップがあるの?」という疑問も耳にされるのではないでしょうか?

抜本的に変化するというよりも、原点に立ち戻って進化する、と思っていただけたらいいかなと思います。お客様からご好評いただいている「肌のハリ不足やシミ*4、くすみ*5などの様々な年齢悩みに多角的にアプローチする、美白*4もできるエイジングスキンケア*2」というオルビスユー ドットの特長は変わりません。

今回のパワーアップの背景には、「肌が本来持つ力を信じて、引き出すこと」というオルビスの信念に立ち戻ることで、オルビスユー ドットならではの多角的なエイジングケアをもう一歩、進められるのではないか、という狙いがありました。

引き締まったハリ、弾力感、うるおいに満ちた透明感*6…。これらの全てを叶えたいというお客様の声に応えるため、オルビスユー ドットの特長を引き継ぎつつ、その良さをさらに伸ばした進化を遂げています。

引き継いだ特長でいうと、うるおい満タンの透明感ある肌へ導くカギとなるGLルートブースター*7、美白有効成分のトラネキサム酸を旧品から継続して配合しています。そして今回、ユー ドットの良さをさらに引き出すために、新しく搭載したのがG.D.F.アクティベーター*8です。

肌にハリを与えたいからコラーゲンを配合する、という従来の考え方ではなく、課題の大元に何があるのかに立ち戻って研究を進めたのが、画期的な点です。

この新成分を配合することで、年齢を重ねてゆるんだ顔の印象*9へのアプローチを目指したのが、今回一番のパワーアップのポイントですね。シミ予防、乾燥やくすみケアに加えて、上向き*10のハリと透明感も感じていただけると嬉しいです。

G.D.F.アクティベーターは、仲村が試行錯誤を何度も繰り返してようやく辿り着いた成分なんです。今回の実験では、肌全層*11を見ていく必要がありました。そのため検討する内容が多くなり、自然と試験品の数も多くなりました。

作った試験品の数は500を超えますね…(笑)。G.D.F.アクティベーター、GLルートブースターがふっくらとしたハリ・透明感のある若々しい肌印象へ導き、有効成分トラネキサム酸がシミを予防する。自分でも“やりきった”と納得のいく成分になっていますので、早く皆さまの肌で活躍してほしいです!

*1 乾燥、ハリ・ツヤのなさ
*2 オルビス内スキンケアシリーズの保湿力
*3 年齢に応じたお手入れのこと
*4 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ(ウォッシュを除く。ウォッシュ<医薬部外品>は肌荒れを防ぐ)
*5 乾燥による
*6 うるおいによる
*7 角層のすみずみまで水分・油分を保ち、ハリ・ツヤを与える保湿成分(ウォッシュを除く)
*8 うるおいを与えハリと透明感に満ちた肌へ導く保湿成分。G.D.F.=Good Daily Facial care の略称
*9 ハリや透明感が低下した状態
*10 気持ちのこと
*11 角層全体のこと

洗顔料、化粧水、保湿クリーム。3ステップで、もーっちりピンッ!と押し返すような肌へ

― 使用感や後肌感、テクスチャーはどんな進化を遂げているのでしょうか?

こちらも旧品が持つ良さは踏襲しながら、後肌の満足感を高める設計を目指しました。例えばウォッシュは、旧品の特徴でもある濃密泡の密着力をより高めて、肌のごわつきをマイルドかつ効率的に取るように進化しています。

ローションでは、伸びと肌なじみの良さはそのままに、なじんだ後の押し返すようなもっちり感が大きな進化ポイント。ローションは肌に与える最初のアイテムなので、個人的にはとても力を入れたところです。

一般に高い保湿実感を与えるには、グリセリンやリポソームなどのような分子の小さい保湿成分を採用して肌に届ける方法が取られるのですが、今回のローションではその発想を転換して、分子の大きい保湿成分を肌に届ける試みをしています

細胞膜と似た構造を持ち、うるおい保持・バリア機能にアプローチする役割をする高分子の成分を採用し、弊社独自のブレンドにすることで、肌に届きやすく*、よりうるおい実感が得られることを可能にしたんです

* 角層まで

旧品以上にぐんぐんなじみ、もっちり肌へと導いてくれる設計には、そんな新技術が使われていたのですね。

ローション後に使うモイスチャライザーにも、塗った時、肌の温度に反応して保湿膜の弾力が強まるという成分を新配合しています。この技術を使うことで、うるおいを肌にしっかり閉じ込めて、膜のもちっとしたハリ感をさらに感じられるようになりました

テクスチャーはこっくりしたバーム状から、まろやかなクリーム状に進化していますね。季節を問わず、心地よくなめらかに伸びつつも、ホールド感とハリ感を両立できているのは、ポーラ化成 研究所の皆さんの技術と知見ならではです。

実はシリーズを通して使っていただくことで、よりピンッと弾けるようなハリを感じていただける設計にしています。ウォッシュで肌のごわつきを落とした後、ローション、そしてモイスチャライザーを使うことで、それぞれに仕込んだ成分が相互に働きかけ、肌の上でハリ感のカギとなる保護膜の強度が増すんです。このハリ感はぜひ体験していただきたいですね。

生涯で経験する全ての肌悩みをすくい上げ、応える存在であり続けるために

新オルビスユー ドットは、こういったこだわりを随所に散りばめた自信作になっています。お客様の期待を裏切れないという使命感のもと、本郷さん、仲村さん始め、関わった化成の研究員全員が、技術も知見も、持てる全てを投入して作り上げたものですので、ぜひ使っていただきたいです。

実際に使用試験で使っていただいた方々からは、嬉しいお声をいただいていますし、1人でも多くの方に体験いただきたいなと、私も思います。エイジングケア*に、遅すぎることはないと開発者として声を大にしてお伝えしつつ(笑)、うるおいに満ちたハリも透明感も体感していただいて、「私、変わったな」とポジティブな気持ちを多くのお客様に味わっていただければ嬉しいなと感じております。

* 年齢に応じたお手入れのこと

そうですね。お客様が毎朝、鏡を見る時間が楽しみになるお手伝いができれば、とても幸せです。もし今、年齢を重ねて様々な肌悩みを感じるようになり、何を使ったらいいか分からないという方がおられたら、「ぜひ、ユー ドットを頼ってください!」とお伝えしたいです。私自身も心から欲しいと思える自信作になっていますから…!

ポーラ化成 研究所の皆さんの技術力と熱意、そしてオルビスの「肌本来の力を信じる」という信念のもと、誕生したのが今回の新オルビスユー ドットです。「ハリも透明感も、“結果主義”」という強いメッセージをブランドとして掲げているのは、こだわりのつまった自信作となっているからこそ。

今のお肌への自信だけでなく、将来、年齢を重ねていくにあたり、これからの未来のお肌に対する期待も抱いてもらえるような商品になっています。オルビスユー ドットがお客様の生涯に寄り添い、何歳になってもご自身の肌を愛するお手伝いをしたい、そのお手伝いができる、と開発に携わった全員が自負しておりますので、ぜひ手にとっていただきたいなと思います。

撮影/高橋健治
編集/間野加菜代(Cumu)

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