お湯と香りで心からリラックス 心もからだもゆるまるバスタイム
私たちの暮らしに欠かせない、お風呂の時間。からだも心もゆっくり休めてゆるめることで、芯からリラックスできます。具体的なゆるまるお風呂の入り方から香りや呼吸法など、お風呂教授に伺いました。さっそく、今日から始めませんか?
副交感神経が優位になる。お風呂でリラックス
湯船にゆっくり浸かることで、心もからだもじんわりとゆるんでいきます。ここちいいお風呂をより快適に過ごすポイントを、日本薬科大学特任教授で〝お風呂教授〞でもある石川泰弘さんに伺いました。
「湯船に浸かることにはたくさんの効果がありますが、40℃程度のお湯に15分程度入ると血行がよくなり、栄養や酸素が全身に行き渡り、からだの回復が促進されます。また、お湯の浮力によって関節や筋肉の緊張やコリもほぐれるので疲れが取れます」
疲労回復に欠かすことができないお風呂ですが、心にもやさしく働きかけるそうです。
「副交感神経が優位になるので、心が落ち着きリラックスモードに切り替わります。自分の好きな香りに包まれて腹式呼吸の深呼吸をすると、さらに気持ちが落ち着きます」
今日はゆったりと湯船に浸かって芯までほぐして、心もからだもゆるめてみませんか?
ゆるまるお風呂
□ 約40°Cのお湯で12~15分浸かる
□ 肩までしっかり浸かる
□ 好きな香りのアイテムを使う
□ 腹式呼吸でリラックス
これはNG!
□高温のお湯(42°C以上)にする
□入浴前にジュースなど糖分の高い水分を摂る
□食後 30分以内に入浴する
□お風呂上がりに保湿をしない
美髪も叶える!頭皮がゆるまるマッサージ
かたくなりがちな頭皮は、シャンプーしながらマッサージ。さわやかな香りに包まれることで心までゆるまって、リラックス効果が高まります。
STEP1 準備
粗めのコームで髪全体をとかします。髪のからまりやほこりなどの汚れを取り除くことで、シャンプーの泡立ちをよくします。
STEP2 予洗い
お湯を地肌までなじませながらやさしくマッサージ。シャンプーの泡立ちやクレンジング力、うるおう力が高まります。
5本指を熊手のように広げ頭部全体を包み込んで、頭皮全体を動かしながらゆっくり円を描くようにほぐします(4回)。予洗いでは泡の摩擦がない状態なので、手をすべらせる動きではなく、手のひらを密着させたまま頭皮全体を動かしましょう。
STEP3 シャンプー
泡で洗うことで蓄積汚れを取り、うるおいを地肌まで届けます。頭皮のマッサージをすることで、クレンジング力と血流をアップ。
適量のシャンプーを手にとり、髪に空気を含ませるイメージでシャンプーを泡立てます。親指以外の指で耳の上から頭頂部に向かってゆっくり頭皮を動かすように円を描き、たっぷりの泡で頭皮を洗います(4回)。額の生えギワから頭頂部へ向かってゆっくり頭皮を動かすように円を描きながら洗います(4回)。地肌を上に持ち上げるように引き上げて血流を促します。
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まるでスキンケアのようなふわふわ濃密泡。濃密泡クレンジング処方*1で、初期エイジングサイン*2を原因からここちよく解決する、洗う美容液*3。
STEP4 ツボを刺激
首や肩の血流を促進するツボを刺激することで、頭皮全体にたっぷりとうるおいを巡らせます。首や肩こりにもおすすめです。
首を前に傾けて首筋の髪の生えギワがくぼんでいる部分を見つけます。このくぼみを中心に、左右に親指1本分外側にずらした場所が「天柱」のツボ。親指をツボに当て、気持ちいいと感じる程度の力をかけて、やさしく刺激します(約5秒)。
STEP5 コンディショナー
シャンプー後はコンディショナーでうるおいを閉じ込めて。2~3分おいてから流します。
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頭皮と髪をたっぷりうるおす保湿成分を、スキンケアアイテムのように贅沢に配合。こっくりとしたクリームテクスチャーでなめらかな髪に。
モイスト セラム シャンプー&コンディショナーが新登場。約80%が美容液成分*4といううるおい技術で、髪と地肌にWでアプローチ。ラベンダーやゼラニウムなどをブレンドした、ここちよいほのかな香りに心がやすらぎます。
*1 毛穴に詰まったミクロな汚れも取り除く処方 *2 うねり、パサつき *3 本品はシャンプー&ヘアコンディショナーです *4 保湿成分、水を含む、洗浄成分を除く
教えてくれたのは…
石川泰弘さん
日本薬科大学特任教授。運動生理学、健康増進学を教える。また、同大学にて「おふろ探究会」の顧問を務める。
イラスト/fukucoco 取材・文/夏目 円