人生100年時代をここちよく、いつまでも快適に|ウェルネス大事典 #2 SKIN
気になる老化に向き合い、健康で美しく過ごすには何が大切なのでしょうか。「髪」「肌」「目」「歯」「筋肉」「骨」の健康とケアのポイントについて、専門家に聞きました。#2では肌編をお届けします。
SKIN 肌
\こんなお悩みありませんか?/
□ うるおいがなくなってきた
□ ファンデーションのノリが悪いと感じる
□ 弾力感がなく、マスク跡がつく
*チェック項目は、肌のエイジングサインです。
年を取ると……
シミ、シワ、くすみなど肌老化は代謝の低下から
「肌は加齢と共に、乾燥、シミ、シワ、くすみ、たるみなどが起こり、肌の弾力や筋力、ハリが失われてモッタリしてきます。ひざの上にお肉がのるのと同じですね。額のシワや、フェイスラインが下がって顔が四角くなるのも、肌老化が原因です」
では、そのような老化が起こる要因は?
「主には年齢を重ねると、肌の代謝が遅くなるからなのです。たとえば子どもの頃は、紫外線を浴びてもシミやシワにならず、すぐにうるおいは回復しました。それは代謝がいいからです。代謝が落ちると肌のターンオーバーが遅くなるので、肌トラブルが回復しづらくなります 」
ケアのポイント
肌を日々観察してコンディションを確認!
老化による肌トラブルに対処するにはどうしたらよいでしょうか。
「まず自分の肌を毎日鏡でよく見て、それを書き留めることがおすすめです。できれば同じ時間帯に同じ場所で。目尻にシミがある、目の下がたるんでいるなどというように。3カ月すると肌のことがわかってきて、今のスキンケアが合っているのか、何が足りないのかもわかってきます」
加齢によって落ちてくる肌代謝を高める方法も教えてくれました。
「バランスのとれた食事や良質の睡眠、適度な運動は欠かせません。特に、運動でからだを温めることは代謝アップにつながります。運動は、腸内環境を整える腸活にもなりますね。スキンケアで言えば、保湿が大事です。保湿をすることで代謝も高まり、きれいな肌になります。ジェルなどの角質ケア化粧品は効果を感じやすいアイテム。それから私がスキンケアで大事にしているのが、〝ルンルンする〞楽しい気持ちになれるかどうか。自分がここちよく、気持ちいいと思うスキンケアをすることが、肌のウェルエイジングに欠かせません。肌は手をかけてあげれば必ず変わります」
CHECK ITEM
オルビスアンバー ヴァイタルトリートメントクリーム(医薬部外品)
シミ、シワや乾燥など、大人の悩みにマルチに使えるオールインワンクリーム。
かたくなった肌をほぐし、角層までケア成分を届けるオイルイン先行型美容液。
WHAT TO DO
肌の観察だけでもいいけれど、書き留めるとより効果的。深澤さんはスマホを活用中。
教えてくれたのは…
美容家
深澤亜季さん
一般社団法人日本コスメティック協会認定「コスメマイスター」「スキンケアマイスター」。その美肌術には定評がある。近著に『人より輝く魔法』(宝島社)ほか多数。
取材・執筆
増田美加(女性医療ジャーナリスト)
数々の女性誌などで当事者視点に立った女性のヘルスケアや医療情報について執筆、講演を行う。著書も多数。NPO法人「女性医療ネットワーク」理事も務める。
イラストレーション/naohiga
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