【オルビス×ポーラ化成 研究所】総力を結集した自信作「オルビスユー」に込めた想い
ベストコスメ90冠*1、販売実績1,325万個*2を突破し、多くの女性から愛されてきたオルビスユーが、8月23日、パワーアップして登場します。「なぜ変わるの?」「どう進化するの?」という素朴な疑問に、最新の知見や研究など、開発スタッフが“新しいオルビスユーに込めた全て”を通してお答えします。
*1 2022年7月5日時点(オルビス調べ) *2 2022年5月時点(オルビス調べ)
開発者プロフィール
馬場 愛 (ばば あい)
オルビス株式会社 ブランドデザイン部 商品企画グループ 係長
メイク分野全般の商品企画の経験を経て、現在はスキンケア分野の開発を担当。「オルビスユー」では、コンセプトの構築から処方開発、商品の販売企画までを一貫して担う。本郷 麻耶(ほんごう まや)
ポーラ化成工業株式会社 研究所 エビデンスセンター有効性グループ 副主任研究員 薬学博士
皮膚科学を専門にシミ・シワ・肌荒れのメカニズムについて研究。長年、美白・エイジングケア*製品の開発に携わる。新オルビスユーでは、マイトファジーに着目した研究の全体統括を担当。
* 年齢に応じたお手入れ
丸山 玲奈(まるやま れいな)
ポーラ化成工業株式会社 研究所 エビデンスセンター有効性グループ 研究員
美白製剤をメインにさまざまな化粧品開発を手がける。細胞実験や製品の有効性評価などに従事。今回の「マイトファジー」と皮膚のうるおい機能の関係性の探索にも奮闘。
稲田 綾(いなだ あや)
ポーラ化成工業株式会社 研究所 製品設計開発部 副主任研究員
これまでスキンケア製品全般の設計・開発に従事。新オルビスユーでは、製剤設計・開発の全体統括に携わり、それぞれの製品の設計や、シリーズ全体を通したシナジー設計に注力。
「私の肌、大丈夫?」年齢悩みにまつわる漠然とした不安を、自信と確信に変えたい
馬場 30代前後で気づくことの多い、年齢に伴う肌の悩みに対して、「オルビスユーとしてまだできることがある」と感じたからです。そう感じたきっかけは、初期エイジングケア*3世代のお客さまとの対話。
もう少し年齢を重ねた世代だと、「シワ」「たるみ」など、明確な悩みが出てくるのですが、初期エイジングケア世代だと、ハリや透明感がなくなったと感じる人もいれば、季節に関係なく乾燥するようになった、など、悩みの感じ方は人によって様々。
けれども、初期エイジングケア世代のみなさんから共通して感じたのは、漠然とした肌の不調、ゆらぎを感じているということでした。
本郷 ライフステージが変わっていく時期ですしね。肌も心もゆらぎやすくなるのが30代なのかなと。私もその時期を経験して思います。
馬場 私自身も30代を迎えて、その不安な気持ちが実感としてありました。「若い頃と比べてお肌が変わっちゃって、このまま全部衰えていくと思うと…」とおっしゃるお客さまもいらっしゃって、「その気持ち、わかるな…」と。
年齢を重ねることへの不安が、自分へのネガティブな思いに繋がってしまうことってあるなと実感する一方で、まだまだ自分を信じてあげたい、という気持ちが、私も含めて、心の底にあると思うんです。
だからこそ、自身が本来持つ肌の力に目を向けて、ゆらぎやすい肌状態を整えることができたら、年齢の向き合い方をもっと前向きに変えていけるはず。“肌には自ら美しくなる力がある”という思想を持つオルビスユーだからこそ、できることがあるのではないかと、まずポーラ化成 研究所の皆さんに相談しました。
丸山 はい。リニューアル前のオルビスユーでは、水のめぐりに着目し、角層のすみずみまでうるおすアプローチをしていたんですが、今回はより根源的な力に着目し、肌本来のうるおいにアプローチをして、パワーアップを図りたいと、馬場さんから熱い想いをいただきました。
「人間に本来備わっている力」を信じたいという想いから、「肌の基礎体力*4」に着目。
― ポーラ化成研究所では、日々どのような研究をしているのでしょうか? 特に近年、力を注いでいる研究はありますか?
丸山 私たちが注目して研究を行なっているのが、「オートファジー」の機能です。オートファジーとは、例えていうならば、細胞のリサイクルシステム。細胞内の不要なタンパク質を分解する働きの1つになります。
本郷 さらにより根源的機能として着目したのが、細胞の中にあるエネルギー生産に関わる器官であるミトコンドリアを選択的に分解するオートファジー機能の一種、マイトファジーです。
加齢などが原因で損傷したミトコンドリアを取り込み、新しいタンパク質の原料として生まれ変わらせる、人の細胞にもともと備わっている仕組みです。私たちは細胞の機能を底上げする、まさに、根源的なアプローチであるとイメージしました。
そして研究の結果、肌の細胞のマイトファジー活性の低下によって、肌のうるおい因子が作られにくくなることを発見しました。この研究は、私たちに「人間に本来備わっている力」を再認識させてくれました。
馬場 そんな化成さんの研究を経て、私たち自身がもともと持っている力を、もっと信じていいのではないか、信じたい、と改めて思いました。この想いから、オルビスは肌本来のうるおい機能である“肌の基礎体力”に着目し、肌本来のうるおいにアプローチしたいと考えました。
丸山 肌本来のうるおいにアプローチする成分を見つける試験では、100以上の成分を検証。試行錯誤の中でようやく出会ったのが、「MCアクティベーター*5」です。
本郷 顕微鏡の写真を見ながら、チーム内で喜び合いましたよね。納得のいかないものは出したくない、という苦しい状況だったので、本当に嬉しかったですね。
丸山 はい…!あの時の喜びは今でもよく覚えています。また、ローションとモイスチャーには、ポーラオルビスグループ独自*6の肌荒れ防止成分「DF-パンテノール*7」も新しく配合しています。
「MCアクティベーター」が肌のうるおいを高め、「DF-パンテノール」がバリア機能を整える。この2つの成分が、初期エイジングケア世代が変化にゆらがない肌*8環境を整えるように設計されています。
馬場 肌本来のうるおいにアプローチしたいという私たちの想いに、向き合い応えていただき、本当に感謝しています!
*4 肌をうるおいで満たし・保ち、バリア機能で乾燥から肌を守る、オルビスの考える肌本来のうるおい機能
*5 オトギリソウエキス=肌にうるおいを与え、潤いに満ちたハリツヤ肌へ導く保湿成分
*6 ポーラ・オルビスグループ独自
*7 デクスパンテノールW
*8 明るく押し返すようなハリのある肌
こだわり抜き、進化した、“オルビスユーならでは”のテクスチャー
― リニューアルにあたって、あの特徴的なテクスチャーがどうなるのかも、気になるところです。
馬場 肌にのせた時の感触についても、リニューアル前のオルビスユーから“変化”したというよりは、“進化”したと考えています。このテクスチャー・処方設計の部分は、稲田さんと何度も試行錯誤していきました。
稲田 オルビスユーのシンプルな3ステップ、「①洗顔料(整える)」→「②化粧水(満たす)」→「③保湿液(閉じ込める)」それぞれで、テクスチャーや後肌感、うるおいの持続感を進化させています。
特に感じてほしいのは、うるおいとその持続感。例えば、洗顔料の「オルビスユー フォーミングウォッシュ」では、後肌のしっとり感を高めていますし、保湿液の「オルビスユー ジェルモイスチャライザー」では、うるおいの持続性を高めるために、新しい技術を搭載しています。
馬場 リニューアル前の「オルビスユー モイスチャー」は、ふわっとした触感のスフレジェリー。その軽やかでみずみずしい感触は生かしつつ、さらにうるおいの充足感と持続感を高めるために、特殊なジェルクリームへと進化しましたよね。
稲田 3ステップの中でも一番難しかったのが、化粧水の「オルビスユー エッセンスローション」。オルビスユー ローションの最大の特徴であるとろパシャ感を叶えつつ、うるおいを進化させるため、90以上にも及ぶサンプル数を作って、浸透感や後肌感ともバランスのいい、本当に絶妙な組み合わせを見出していきました。
馬場 3ステップすべてにこだわりがつまったテクスチャー、はやく皆さんに体感してほしい…!と発売前からうずうずしていました(笑)
うるおいに満ちた、変化にゆらがない肌へ。開発チームの“持てるもの全て”を込めた、新しいオルビスユー。
本郷 研究所から声を大にして言えるのが、本当にイチオシの自信作になっている、ということ。私たちのこの自信が、オルビスユーを使っていただくみなさんの肌と心に宿って、明るく豊かな毎日を送る後押しができたらと思っています。
丸山 実際に使っていただいた方々からも、すごくポジティブなご意見、感想をいただいていて、私としても、すごく良いものができたなと実感しています。より多くの方に使っていただきたいです。
稲田 テクスチャー、使い心地的にも、かなり自信を持って世に出す製品たちです。感触の心地よさも感じながら、毎日のスキンケアを楽しんでいただければ、と思います。
馬場 新しく生まれ変わったオルビスユーが叶えたいのは、うるおいに満ちた、変化にゆらがない肌。ゆらがない状態を感じることで、自分の肌に自信を持つことができ、年齢を重ねていくことが楽しみになる、そんなポジティブな未来をサポートできる存在に、このオルビスユーがなってくれたらと思います。いや、絶対なれるって、思っています。
撮影/高橋健治
編集/間野加菜代(Cumu)