【テカリ・べたつき対策#2】肌状態に合わせたスキンケア・ベースメイク法を伝授!
肌をセルフチェックし、テカリ・べたつきの要因を学んだ【#1】の後は、テカらない&べたつかないための スキンケアとベースメイクをレクチャーします! 季節や肌の状態に合わせて、実践してみてください。
今日の肌のコンディションは?洗顔前にモニタリング
季節や生活習慣等によって肌の状態は 揺らぐもの。その日のスキンケア、ベースメイクを始める前に、改めて自分の肌のコンディションをチェックしてみましょう。朝、洗顔前の肌を見て、「肌に吸いつくようなもっちり感があるか(うるおいが足りているか)」、「かさつきを感じる部分はあるか」、「べたつきを感じる部分はあるか」を確認します。
次の章からはおすすめのケア方法とアイテムをご紹介!テカリ・べたつきが「全体的に気になる場合」と「部分的に気になる場合」でパターン別に解説しています。基本のお手入れと合わせてチェックしてみてくださいね。
テカリ・べたつき対策のための、スキンケア
〈基本のお手入れのポイント〉
朝晩の丁寧な洗顔は基本中の基本! しっかりと泡立てて、優しく洗いましょう。正しい洗顔法はこちらを参考にしてくださいね。
洗顔をしたら、化粧水、保湿液で肌にしっかりとうるおいを届けましょう。肌のテカリ・べたつきが気になるからといって、スキンケアアイテムを減らしたり、保湿をおろそかにしたりするのはNG!肌にうるおいが足りないと、皮脂でうるおいを補おうとして皮脂分泌が過剰になってしまいます。肌の水分バランスが整うよう、スキンケアは十分に行いましょう。
〈全体的にテカリ・べたつきが気になる場合〉
洗顔に酵素の力を取り入れる
特にテカリ・べたつきが気になる場合は、洗顔を酵素洗顔にスイッチ。テカリ・べたつきを顔全体で感じるほど皮脂分泌が多いと、毛穴に汚れが溜まりやすくなるため、酵素洗顔を使って定期的に落とすように心がけましょう。
スキンケアを省くと逆効果
また、化粧水だけで軽めにスキンケアを済ませるのではなく、化粧水でしっかりと肌の水分補給をし、保湿液でフタをするのがベスト。朝の皮脂コントロールは、ベースメイクで行うようにしましょう。どうしても毛穴の開き等が気になる場合は、収れん化粧水など、肌ひきしめ効果のあるアイテムを取り入れて、毛穴周りを引き締めて。
Recommend Item
毛穴に詰まった頑固な汚れを分解する2つの酵素、たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)と 皮脂分解酵素(リパーゼ)を配合したパウダー状の洗顔料。泡立てるともちもちの濃密泡に変化し、洗い上がりの肌はなめらか&しっとり。
くり返しできてしまうニキビ*1と、ニキビの原因になる毛穴詰まり*2にアプローチするスキンケアシリーズ。肌が敏感な時でも使える処方*3なのも◎。
*1 ニキビ・肌荒れを防ぐ
*2 洗浄による汚れの除去
*3 すべての人に皮膚刺激がおきないというわけではありません
〈部分的にテカリ・べたつきが気になる場合〉
乾燥を感じるところに合わせて、うるおい重視のスキンケアを
テカリ・べたつきが気になるのは部分的である場合、スキンケアアイテムをテカリ・べたつきが気になる方に合わせてしまうと、他の部分が乾燥してしまう恐れが。この場合、「テカリ・べたつきを感じていない部分」に合わせて、肌にしっかりとうるおいを届けるスキンケアアイテムを選ぶのが◎。テカる&べたつく状況に合わせて、洗顔とスキンケアを微調整
テカリ・べたつきが気になる部分は、スキンケアアイテムの使う量を減らしてコントロール。また、テカリ・べたつきが特に気になる日は、酵素洗顔を取り入れるのもおすすめです。
Recommend Item
部分的にテカリ・べたつきに悩む乾燥肌、インナードライ肌の人におすすめ。うるおいが足りていないスポットを優先的に保湿し、肌本来のうるおいをキープしてくれます。
テカリ・べたつき対策のための、ベースメイクとお直し
〈基本のベースメイクとお直しのポイント〉
つける順番は、①頬→②額→③口周り→④鼻
皮脂が出やすいからといって、鼻からスタートするのはNG。鼻に濃くついてしまうと厚化粧に見えてしまう上、メイク崩れをしたときに激しく毛穴落ちする原因にもなります。ベースメイクの時も、お直しをする時も、最初は頬の広い面からつけ、最後に余った部分で鼻になじませるとキレイな仕上がりに。
“薄膜”を意識して。カバーしたい部分はコンシーラーを活用
下地もファンデーションも、薄膜を意識してつけることが重要!皮脂を抑えようと、パウダーなどをたくさん使いたくなる気持ちはグッと抑えて。パウダーの量が多くなると、メイクの膜が厚くなるため、余計に崩れやすくなってしまいます。カバーしたい部分は、ファンデーションでカバーするのではなく、コンシーラーを使うと◎。薄膜を意識することで、キレイな状態が長持ちすることを覚えておきましょう。
崩れ感が気になる時は、パフで肌表面をならしてからお直しを
皮脂と汗が特に気になる暑い季節は、お直しする時にすぐパウダーなどをつけるのではなく、まずあぶらとり紙で皮脂をオフ。次にキレイなパフを使って肌表面を一度ならす、というステップを入れましょう。そうすることで、ベースメイクと皮脂、汗が混じり合っている肌表面が均一にならされ、次に使うパウダー、ファンデーションを肌にキレイになじませることができます。
皮脂の蓄積で、肌は紫外線の影響を受けやすい状態に…。UV対策は徹底を。
肌に皮脂が溜まることで、紫外線の影響を受けやすい状態になってしまうことも気をつけたいポイント。ベースメイクはUV対策もできるアイテムを選ぶことが鉄則です。また、お直しの時も、日焼け止め効果があるものを使うようにしましょう。
Recommend Item
光をコントロールして、カバーしたい部分を明るく飛ばす部分用コンシーラー。軽く、伸びのよいリキッドタイプで、高いカバー力ながらも薄膜仕上げが叶います。
SPF50+、PA++++の強力なUVカットパウダー。汗、皮脂に強いスーパーウォータープルーフ*4処方、重ねても厚塗りにならない密着構造で、汗ばむ季節のお直しアイテムとしておすすめ!
*4 化粧持ち性能
〈全体的にテカリ・べたつきが気になる場合〉
*5 メイク効果による
メイク下地やファンデーションは、皮脂崩れを抑える機能 のあるものを選びましょう。ファンデーションは、リキッド、パウダー、どちらでもOK。皮脂が出やすい分、メイク崩れがいつでも起きやすい傾向にあるので、下地、ファンデーションともに、薄膜をきちんと意識してつけることがポイントです。
日中は、あぶら取り紙で皮脂をこまめにオフ
分泌された皮脂が肌表面に蓄積していくと、皮脂が酸化し、メイク崩れや毛穴詰まりの要因になってしまいます。蓄積する前に、皮脂はこまめにオフするのがベスト!メイク崩れが気になる前に、あぶら取り紙で皮脂をオフするようにしましょう。
あぶら取り紙で肌を抑えたら、肌表面を指の背ですべらせてオフ具合をチェック。指の背がスッと降りればOK。引っかかる場合は、皮脂がまだ残っている状態なので、もう少しオフしてみましょう。
Recommend Item
皮脂による黄ぐすみを払うラベンダー色の化粧下地。皮脂を吸い込んで抱え込み、固定化してくずさない皮脂ブロックパウダー配合 。化粧持ちも肌の透明感 *5もしっかりキープしたい人におすすめ。SPF40、PA+++。
「超サラサラパウダー」が皮脂を吸着・ピタッと固め、肌に密着させるパウダーファンデーション。真夏の暑い日も、ファンデのヨレやくずれ、テカリを気にせず、快適なサラサラ肌が続きます♪SPF30、PA+++。
“くり返し叩く”金箔の伝統製法を採用し、肌あたりの優しさを追求したあぶらとり紙。肌にのせるだけで、皮脂をすばやく吸収してくれます。大判タイプだから、1枚で顔全体をしっかりオフできるのも◎。
〈部分的にテカリ・べたつきが気になる場合〉
「テカリ・べたつきを感じない部分」に合わせて、アイテムを選ぶ
テカリ・べたつきが気になるのが部分的である場合、スキンケアと同じように、ベースメイクのアイテムも「テカリ・べたつきを感じていない部分」に合わせて選ぶのがおすすめ。テカリ・べたつきを感じるところは、部分用の皮脂対策用の下地 を使って、スポット的にケアするのが◎です。
あぶらとり紙で皮脂をオフした後は、うるおい補給を
皮脂が肌表面に蓄積する前にあぶら取り紙でオフするのは、〈全体的にテカリ・べたつきが気になる場合〉と同様ですが、オフした後、ミスト化粧水で肌にうるおいを与えることを忘れずに。テカリ・べたつきが気にならない部分が乾燥しないように、こまめにうるおい補給をするようにしましょう。
Recommend Item
テカリ・べたつき肌に、生活習慣からもアプローチ
#1で触れたように、生活習慣も肌の皮脂分泌を促進する要因の1つ。睡眠時間をたっぷりと取り、肌の生まれ変わりのサイクルを正しく保つことはもちろん、ストレスを溜めないようにする、動物性脂肪や糖質の摂りすぎを避けてバランスのいい食事を心がけるなど、体の内側からもケアしていきましょう。
スキンケア、ベースメイク、生活習慣で、テカリ・べたつきを感じない心地よい肌に!
季節や生活習慣など、さまざまな影響を受けやすいのが、テカリ・べたつき悩み。「私は普通肌だから大丈夫」など、自分の肌性を思い込まずに、定期的な肌のチェックを。もし、テカリ・べたつきが気になったら、スキンケア・ベースメイク・生活習慣を見直すチャンス!スキンケア、ベースメイクに使うアイテムを工夫する外側からのケアと、睡眠時間や食事に気をつける内側からのケアで、1日中心地よい肌をキープしていきましょう。
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監修/樋口祐紀
編集/間野加菜代(Cumu)
イラスト/二階堂ちはる