手強い夏の“毛穴”レスキューアイテム!|ファンデ先生がお悩み解決!
美容の価値観が多様化した今、ベースメイクにまつわるお悩みもさまざま。そこで、皆様から寄せられた疑問に、ファンデ先生がズバッと回答。ここちよく自分らしく、キレイになれるヒントが満載です!
Q.お客様のお悩み
「鼻の黒ずみが気になるけど、ファンデを塗っても上手く隠せません。
さらに、夕方には頰の毛穴にファンデが溜まってしまうので、どうすればいいか悩んでいます」(Fさん)
<ファンデ先生>
オルビス 商品企画担当 合志
化粧品メーカーでの企画歴4年以上。ファンデーションについての知識が深く、オルビスではベースメイクを中心とした商品の企画に従事。
様々な視点から、お客様のお悩みに答えます。
A.ファンデ先生の解説
「下地をうまく使いこなすことで、毛穴レスな美肌が続きます!」
どの年代にとっても大きな悩みである“毛穴”。ベースメイクでカバーするには、ファンデだけで隠そうとするのではなく、下地をきちんと使うことが大切です。下地は毛穴の凹凸をフラットに整えてくれると同時に、光の拡散効果で毛穴をぼかして目立たなくする効果があります。さらに、メイクもちを高めてくれるので、夕方の“毛穴落ち”を防ぐことができますよ!
毛穴環境がもっとも過酷な時季は「夏」
気温や湿度が上昇する夏は、とにかく肌の不快指数がマックス。汗と皮脂が過剰に分泌されるので肌が脂っぽくなり、湿度も高い分、雑菌が繁殖しやすくなります。いつも以上に毛穴に汚れが溜まりやすく、それが黒ずみやニキビにつながってしまうことも。
さらに、ベタつくからといって化粧水だけでお手入れをすませていませんか? うるおいが不足すると、肌はインナードライ状態に。それが頰の開き毛穴をより一層、目立たせてしまいます。夏でもきちんとモイスチャーを使うなど、保湿ケアの徹底はマストです!
ファンデだけで隠そうとすると余計に目立つことも
ファンデーションにはもちろん毛穴をカバーする効果もありますが、ファンデだけで隠そうとすると、どうしても厚塗りになってしまいます。厚く塗るほどメイクはくずれやすくなり、“毛穴落ち”がより目立つという悪循環に。とくに、皮脂の多い鼻まわりや毛穴が開いている頰の内側は、意識したいポイント。毛穴は下地でしっかりとカバーし、ファンデは薄く塗るのが正解です。
毛穴悩み別・下地セレクト&使いこなし術
ひとことで毛穴といっても、肌質やパーツによってお悩みは変わってきます。自分に合った下地を使いこなして、毛穴レスな肌を叶えましょう。
まずはおすすめ下地を40秒動画でチェック!
黒ずみ毛穴には、スムースマットベース
光の反射とベージュカラーで、凹凸や黒ずみをしっかりカバーするクリーム状の部分用化粧下地。瞬時に毛穴をサラサラ&フラットに整えて、毛穴目立ちをふんわり一掃。テカリやくずれと同時に乾燥も防ぎ、ハリ感をキープします。
〈こんな方におすすめ〉
・小鼻や顎、額の毛穴が黒ずんでいる
・皮脂が多くてテカりやすい
肌がテカりやすい人は過剰な皮脂分泌で毛穴に汚れが溜まりやすく、さらに皮脂が酸化することで黒ずみが目立ってしまいます。とくにTゾーンや顎のザラつきや黒ずみ、凹凸が気になるのなら、色と光の効果で巧みにカバーできる部分用下地『スムースマットベース』を投入。ほかの下地と組み合わせて使うのもおすすめです。
HOW TO USE
部分用下地を使うのは、額の中央、鼻まわり、顎。米粒1つ分をとり、手の甲でなじませてから毛穴が気になる部分に薬指で小さな円を描くようにクルクルとなじませます。皮脂がたまりやすく、くずれやすい小鼻の脇は、鼻を倒して念入りに塗り込みましょう。サラサラの感触に変わったら、なじんだサイン。仕上げに、小鼻の脇を中指と薬指でグッと押し込んで。
角栓や白ニキビには、クリアフル デイケアベース
スキンケアシリーズ「クリアフル」と同様のニキビケア成分*1を配合した処方。毛穴の凹凸を補整しながら、繰り返す大人ニキビにアプローチ。ピンクみのあるベージュが肌を自然にトーンアップし、ニキビ跡もカバーします。SPF28・PA+++
*1 グリチルリチン酸ジカリウム(甘草由来)配合=ニキビ・肌荒れ防止有効成分
クリアフル デイケアベース(医薬部外品)
〈こんな方におすすめ〉
・鼻やあご、Tゾーンの角栓詰まりが気になる
・ニキビができやすい
毛穴にポツポツと詰まった角栓は、白ニキビといわれるニキビの初期症状。ほうっておくと悪化して赤ニキビにつながりやすくなります。皮脂が多めで、角栓詰まりやニキビが現れやすい人は、毛穴カバーとニキビケア*2を両立できる『クリアフル デイケアベース(医薬部外品)』をセレクト。繰り返す大人ニキビにもしっかり対応できます。
*2 ニキビを防ぐ
HOW TO USE
小豆1~2粒大をとり、手の甲でなじませてから顔全体につけていきます。両頬、額、目元、口元の順で塗っていき、小鼻は最後に。さらに薬指にごく少量の下地をつけ足し、鼻まわりだけ重ね塗りを。鼻筋から小鼻に向かって上から下へなじませて、とくにくずれやすい小鼻の脇は指の腹で丁寧に。
開き毛穴には、スムースキープベースUV
開いた毛穴や凹凸をカバーして、時間がたってもくすませない凹凸補正粉体*3を配合。ラベンダーカラーが血色感をもたらしながら透明感を引き出し、ワントーン明るい澄んだ美肌*4に。皮脂を抱えこむパウダーが、テカリやくずれもブロックします。SPF40・PA+++
*3 PET、シリカ
*4 メイク効果による
〈こんな方におすすめ〉
・頰の毛穴が涙型にたるんでいる
・毛穴もくすみも同時に対処したい
頰の毛穴が開いている人や涙型に見える人は、年齢による肌悩みが進行している状態。さまざまなお悩みが複合的に現れやすくなるので、毛穴にもくすみにも対応できる『スムースキープベースUV』が◎。大人の毛穴を自然にぼかしながら、ラベンダーカラーが透明感を高めてくれます。時間がたってもくずれにくく、夕方の毛穴目立ちやくすみを抑えてくれる*4のもうれしい。
*4 メイク効果による
HOW TO USE
よく振ってから大きめのパール粒大をとり、手の甲でなじませてから顔全体に塗り広げていきます。両頬、額、鼻、目元、口元の順で、中指と薬指でのばしていきましょう。毛穴をカバーしたい頰は、たるんだ毛穴を持ち上げるように、下から上へ大きな円を描くようになじませるのがコツ。最後に人さし指、中指、薬指の3本の指で頰の内側の毛穴をハンドプレスすると、密着感がよくなります。
「ファンデはとにかく薄く」が毛穴カバーの極意!
毛穴カバーは、下地で毛穴を整えておいて、ファンデはとにかく薄く仕上げることが鉄則。鼻まわりや頰の内側など毛穴が目立つ部分は、つい真っ先にファンデを塗りたくなりますが、最後に手やスポンジに残ったものを塗るぐらいの薄さでOK。リキッドでもパウダリーでも、頰の外側や額など広い部分、そして目元や口元に塗ってから、鼻まわりや頰の内側になじませましょう。
今すぐ役立つベースメイク術・保存版 『ファンデ先生がお悩み解決!』
ファンデ先生が、お客様から寄せられた様々な疑問やお悩みにアドバイス!
ベースメイクにまつわるコンテンツも盛りだくさん。ぜひチェックしてください。