春のくすんだ印象を解消するベース&アイメイク術|ファンデ先生がお悩み解決!
美容の価値観が多様化した今、ベースメイクにまつわるお悩みもさまざま。そこで、皆様から寄せられた疑問に、ファンデ先生がズバッと回答。ここちよく自分らしく、キレイになれるヒントが満載です!
Q.お客様のお悩み
「春になり、肌が急にくすんできた気がします。疲れた印象にも見られるので、なんとかしたい!」(Dさん)
<ファンデ先生>
オルビス 商品企画担当 合志
化粧品メーカーでの企画歴4年以上。ファンデーションについての知識が深く、オルビスではベースメイクを中心とした商品の企画に従事。
様々な視点から、お客様のお悩みに答えます。
A.ファンデ先生の解説
「春肌のくすみは、ツヤと透明感アップ*で乗り切りましょう!」
*メイク効果による
季節の変わり目でもある春先はさまざまな肌トラブルが表れますが、くすみもその代表格。春のくすみを解消するには、ツヤと透明感を高めてトーンアップを狙うのが正解。スキンケアとメイクのダブルアプローチ*で、明るい “うるツヤ肌”を目指しましょう。
*メイク効果による
春に肌がくすむのはなぜ?
3月になると、気温や湿度が急激に上がり始めます。また、紫外線量や花粉、大気汚染*1などの外的刺激が増えるため、肌のバリア機能が低下。その結果、肌*2のうるおいが逃げやすくなり、保水機能も下がってしまいます。冬のくすみの原因は血行不良が主なものですが、春に起こりやすいくすみは乾燥によるところが大きく、肌色がグレーっぽい印象に。また、皮脂量の増加にともなってニキビができやすくなるなど、さまざまな肌トラブルが発生します。
*1空気中のちり・ほこりなど
*2角層の範囲内
バリア機能と保水機能の低下には、まずうるおいケアを
バリア機能や保水機能が下がっていると、乾燥やくすみだけでなく、ゴワつきや肌のゆらぎも生じやすくなります。肌の土台を立て直すという意味でも、春先は改めてうるおいケアを重視。特に忙しい朝は、スキンケアをパパッとすませがちですが、うるおいが不十分だと、後から塗るベースメイクもなじみにくくなります。丁寧なお手入れを心がけましょう。
ローションでしっかり整え、ツヤの仕込みも
肌がきちんとうるおっていると透明感が高まり、自然なツヤを仕込むことができます。ローションは、適量を肌のすみずみまでしっかり浸透させることが大切。顔全体にやさしくなじませた後にハンドプレスをして、もっちりと吸いつくような質感になっていたら、うるおいが行きわたったサイン。モイスチャーも同様。
ラベンダーカラーの下地でさらに透明感アップ!
ベースメイクでくすみを解消するには、ファンデーションの前にスムースキープベースUVを投入するのがおすすめ。ラベンダーカラーがくすみを払い、透明感と血色感を底上げしながら澄んだ美肌に。さらに、皮脂を味方につける処方で、ヨレやくずれも防止。気温が上がり始めるこれからの時季にぴったりのアイテムです。
肌に負担をかけたくない日も、ルースパウダーはマスト
肌が敏感に傾いているときや、軽い肌で過ごしたい日など、ファンデーションをつけるのが少し重いなと感じるときでも、日焼け止めの後にルースパウダーだけは塗るようにしましょう。パウダーの極薄ヴェールをまとうことでキメが整い、表面もサラッとするため外的刺激*を巧みにブロック。くすみを自然に抑えながら、明るい美肌に仕上がります。
ルースパウダーを塗るときは、パフをすべらせずにポンポンつけていきます。毛穴にパウダーを入れ込むように、産毛に逆らって下から上へパフを動かすと◎。外的刺激の影響を受けやすい目元や小鼻は、パフを二つ折りにして塗布しましょう。特に、皮脂が多い小鼻は、パフで軽く押し込むように塗ってから指の腹で押さえると、くずれにくく。最後に手のひらorティッシュで全体をそっとプレスすると、より密着感が高まります。
*空気中のちりやほこり、花粉など
うるおい発想! ナチュラル美肌仕立てのルースパウダー
ほのかに光をまとったような質感で、ツヤを生かしながら素肌そのものが美しいような仕上がりに。うるおいパウダーを贅沢に50%も配合し、さらに浸透型ヒアルロン酸エキス*もプラス。ふんわり軽やかなサラツヤ肌がここちいい。ルースパウダー
*ヒアルロン酸ジメチルシラノール=保湿成分
春の肌悩みを目立ちにくくする、アイカラーをセレクト
くすみをはじめとした肌悩みは、アイカラーを上手に活用することでもカバーできます。フォートーンズスタイリングアイズで悩みに合わせた色選びで、なりたい印象に。ぜひ参考にしてください。
夕方のくすみが気になる人は、オレンジでフレッシュな印象に
テカリやすい人は、夕方になると皮脂で肌が黒っぽくなることも。元気な印象にしてくれるオレンジを目元に取り入れて、皮脂ぐすみ対策を。オレンジは黒目の上に高めにのせ、色をキワ立たせるのがポイント。アクセントが効いて、顔全体をフレッシュに見せることができます。
フォートーンズスタイリングアイズ サンガーデン
オレンジ、イエロー、グリーンなど豊かな色彩が絶妙なコントラストで重なり、爽やかなまなざしに。
POINT
1.aのアイベースをアイホールと下まぶた全体塗る。
2.bのニュアンスカラーを上まぶたの二重幅に沿って細く塗る。
3.cのマットカラーを上まぶたにライン状に塗る。
4.dのグロッシーパウダーを黒目のやや外側を意識して、縦に塗る。目頭の下に指でポンポンのせる。
※こちらの色番は販売終了いたしました。
グレーっぽい乾燥ぐすみは、クリアなピンクでトーンアップ
肌トーンが暗くなってしまうグレーっぽい乾燥ぐすみには、透明感と血色感を同時に高められるクリアなピンクを目元にプラス。グラデーションをキレイに作ると、顔全体までもが澄んだ印象になり、一気に華やかさが増します。
フォートーンズスタイリングアイズ ピンクサンセット
ほんのり青みを帯びた、甘すぎない大人仕様のピンク。それぞれがクリアな色なので重ねてもナチュラル。
POINT
1.aのアイベースをアイホールと下まぶたの目頭側に塗る。
2.bのニュアンスカラーをアイホールに塗る。
3.cのマットカラーを上まぶたの目尻側を長く、切れ長を意識して塗る。下まぶたの目尻よりに塗る。
4.dのグロッシーパウダーを黒目の上下にやや横長に塗る。
赤みの中和には、反対色のグリーンが効果的
赤みを抑えてくれるのは、反対色にあたるグリーン系。ほてりやニキビ跡など、肌に赤みを帯びやすい人は、カーキのアイカラーを取り入れて中和させましょう。まぶたにカーキを塗る際は、キワにラインのように入れてから上へ向かってチップでのばすと、キレイにぼかすことができます。
フォートーンズスタイリングアイズ サンドデューン
落ち着いたカーキやヌーディベージュの組み合わせ。カーキを効かせるとクールなまなざしに。
POINT
1.aのアイベースをアイホールと、下まぶたの目尻側に長めに塗る。
2.bのニュアンスカラーをアイホールに塗る。
3.cのマットカラーを上まぶたに、目尻より長く切れ長を意識して塗る。下まぶたの目尻側にも塗る。
4.dのグロッシーパウダーを目頭と、下まぶた全体にライン状に細く塗る。
サムネイル モデル使用色
・フォートンスタイリングアイズ サンガーデン(販売終了)
・リキッドアイライナー ブラウン
・ライトブラッシュ パプリカ
・カラーエッセンスリキッド ラウニッシュシェル(販売終了)とサンセットオレンジの2色
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