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【UVケアのギモン12選】去年のアイテムは使える?SPFとPAの違いは?|美容のプロに聞いてみました

梅雨も明け、本格的に紫外線対策を始めなきゃ…!と思っている方も多いはず。今回はそんな時にふと気になる“UVケアのギモン”を解決。「去年買ったアイテムは使える?」「顔用とボディ用は使い分けるべき?」「SPFとPAの違いは?」などなど、全部で12のギモンを美容のプロに聞いてみました!正しい知識を持って、日々の紫外線対策を行いましょう!

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\教えてくれたのは/

島田久美子
オルビス エグゼクティブビューティディレクター。
複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。

Q1. 去年の日焼け止めを使っても大丈夫?

A1. 日焼け止めの状態を確認しましょう。

去年に使い切れなかった日焼け止め。捨てるのはもったいないから今年も使い続けたい、という人もいますよね。開封後は早めに使い切っていただくのが理想ですが、しばらく使っていなかった日焼け止めを再度使う時は、使用する前に状態を確認しましょう。以下の項目を参考にチェックしてみて。

\ココをCHECK!/
◆変色していないか
◆ニオイがないか
◆固まっていないか

手のひらやティッシュなどに日焼け止めを少量出し、上記の3つに違和感が無ければ使用しても問題ないといえるでしょう。二層式のタイプは分離され、混ざりにくくなっているため、よく振ってから確認してくださいね。

Q2. ミルク、クリーム、ジェル…いろいろあるけどどれが良いの?

A2. それぞれ特性が異なります。テクスチャーの好みや塗る部位・使用シーンに合わせて選びましょう。

まず、剤形によってUVカット効果は変わらないということを押さえておきましょう。それぞれのテクスチャーによって特性が異なるので、使用感の好みに合わせて選んでくださいね。また、デイリーケアや顔には保湿力の高いクリーム、アウトドアであったり身体には伸ばしやすいジェル…といったように、その日の予定や塗る部位に合わせてテクスチャーを選ぶのもおすすめです。

クリームの特徴
□厚みのあるテクスチャー
□しっとりなめらかな後肌感
□保湿力が高め

ミルクローションの特徴
□すばやく塗り広げられる
□べたつきにくい、さらさらの後肌感
□擦れに強く、水に濡れても落ちにくい

ジェルの特徴
□すばやく塗り広げられる
□べたつきにくい
□みずみずしく、きしみ感の少ない後肌感

Q3. 顔と身体で日焼け止めを使い分けた方が良い?

A3. 顔用と身体用でぜひ分けて使いましょう。

日焼け止めの商品説明を見ると「顔・身体用」などと表記されていることがありますよね。もちろん、「顔・身体用」と表示されているものは全身に使っても問題ありませんが、より効果的に紫外線対策をするのなら顔と身体で使い分けるのがおすすめです。

顔には肌のお悩みにアプローチする成分や美容液効果が入ったもの、ボディは落ちにくさに特化したものを選ぶなど、それぞれの商品特性をチェックして使い分けるのが◎。皮膚の厚さも顔とボディでは異なるので、そういった面でもやはり使い分けた方が良いといえるでしょう。UVカット効果もキープされる上に、肌へのやさしさも配慮できますよ。

Q4. 日焼け止めと化粧下地、どっちが先?併用はマスト?

A4. 日焼け止めが先、化粧下地は後で塗りましょう。 併用はマストではありませんが、塗り重ねるのがおすすめです。

ベースメイクの際は、日焼け止め→化粧下地の順番で塗りましょう。
併用はマストではないものの、塗り重ねることによってUVカット効果が高まります。例えば化粧下地のSPF値が低い場合や、日焼け止めのみだとメイク崩れが起こりやすい場合は、併用がおすすめです。
もちろん、化粧下地にはUVカット効果以外にもメイクの皮脂崩れ防止や毛穴/くすみカバーなど、アイテムによって大事な役割があるので、その観点でも合わせ使いがおすすめです!

Q5. SPFとPAの違いは?

A5. 「SPF」値はUV-B、「PA」値はUV-Aの紫外線カット効果を指します。

「SPF」の対応するUV-Bは、浴びすぎると肌が赤くなって皮がむけたり、シミやそばかすの原因であるメラニンの生成を活発にしたりします。また「PA」の対応するUV-Aは、雲や窓ガラスを通過して肌の奥深くにある真皮層まで到達し、シワやたるみをゆっくりと加速させます。

アイテム選びの際は、SPF値やPA値を確認しましょう!日焼け止めの場合は、使用シーンによって以下を目安にしてみてください。

屋内で過ごす時

SPF値が必ずしも高くなくても、PA値の高さを重視しましょう。

屋外で過ごす時

長時間外にいたり、塗り直しが難しい場合はSPF50以上、お買い物などで比較的短時間しか外に出ないor塗り直せるなら、SPF40以上がおすすめです。
 

Q6. 唇もUVケアは必要?

A6. ぜひUVケアを取り入れてください。唇の乾燥悩みにおいても、紫外線対策は有効です。

唇の皮膚はとても薄く、実は紫外線ダメージを受けやすい状態です。唇が乾くといった乾燥悩みも紫外線ダメージによって加速するため、保湿対策だけでなくUVケアも重要!そのため、日常使いのリップクリームも、UVカット効果のあるアイテムを取り入れるのがおすすめです。

リップバームUV

SPF25・PA++ 無香料 

万能フレンチピンクカラー。紫外線ダメージを防ぎながら、唇を美しく見せるUVケアリップクリーム。
マスクの下の紫外線対策として、また、リップメイクの下地として、毎日ご使用いただくのがおすすめです。

Q7. 在宅ワーク等で日中家で過ごす日でも日焼け止めは必要?

A7. 一日中家の中にいる時でも、日焼け止めの使用をおすすめします。

シワやたるみといったエイジングをゆっくりと加速させるUV-Aは窓をすり抜けて肌に到達するため、特に、顔だけでも日焼け止めの使用をおすすめします。
メイクをしない日も無防備なすっぴんのままではUV-Aのダメージを受けてしまうため、日焼け止めだけでも塗っておきましょう。

サンスクリーン(R)オンフェイス

SPF34・PA+++ 無油分・無香料 

UVカットしながらナチュラル美肌に。これ1本で“小でかけ”にも、化粧下地としても。保湿感重視のライト(クリームタイプ・画像左)とサラリと仕上がるライト(ローションタイプ・画像右)からお選びいただけます。

Q8. たっぷり塗れば紫外線カット効果も上がる?

A8. 均一に塗ることが重要!大量に塗るとムラのリスクが高まるので要注意。

日焼け止めはまんべんなく、均一に塗れていることが何よりも重要です。たっぷり塗れば塗るほど効果が上がるというわけではないので、適量を意識しましょう。ただし、日が当たりやすい頬の高い部分などは重ね塗りがおすすめ。一度にたくさん塗るのではなく、ムラなく重ねていく方が適切にケアできます。

 

Q9. 衣類で覆われている所は塗らなくても良い?

A9. 薄手の衣類でしか覆われていない場合は塗った方が良いでしょう。

ほぼ日が当たらないであろうお腹や背中は不要ですが、薄手のカーディガンやシャツなどは紫外線が透過します。夏は羽織もので紫外線をカバーする人もいますが、UVカット効果のある衣類でない限り、腕や脚などには日焼け止めを塗ることをおすすめします。

Q10. 塗り直しの目安はどのくらい?

A10. 理想は2~3時間に1回!肌の状態に合わせて判断しましょう。

日焼け止めの塗り直しは、2~3時間に1回が理想と言われています。ただし、時間が経っていなくてもたくさん汗をかいた時や、水に濡れた時、摩擦を感じたら塗り直すのがベターです。メイクの上から塗り直す時は、UVカット効果つきのパウダーを使うなど工夫してみましょう。

サンスクリーン(R)パウダー

SPF50+・PA++++ 無香料 

スーパーウォータープルーフ* UV耐水性★★

メイクの上から手軽に紫外線対策。メイク直しにもぴったりな、透明美肌仕上げのプレストパウダー 。

* 化粧持ち性能

Q11. 子どもと一緒に使って大丈夫?

A11. 子どもの使用もOKか、アイテムの表示を見て判断しましょう。

日焼け止めには、子どもも使えるかテスト済みの商品があります。パッケージの裏などに表示されていることがほとんどなので、お子さまのUV対策にはテスト済みのものを選ぶと安心です。

オルビスのアイテムでは「サンスクリーン(R)フリーエンス」が幼児連用テスト実施済みです。
※すべての人のお肌に合うというわけではありません。

サンスクリーン(R)フリーエンス

SPF30・PA+++ 無油分・無香料・無着色 

紫外線吸収剤フリー 幼児連用テスト実施済み

きしみや乾燥感のない気持ちのいい感触。SPF30・PA+++ながら、紫外線吸収剤は不使用。敏感ぎみな肌の方もお子様にも安心の、やさしい使い心地です。

Q12. 日焼け止めの保管方法は?冷蔵庫に入れると良いって本当?

A12. 直射日光と高温多湿を避ければOK。冷蔵庫での保管は避けましょう。

海外では化粧品用の冷蔵庫が販売されていることもあり、日本でも化粧品を冷蔵庫で保存するのが良いのでは、といった話を耳にすることがありますよね。しかし、日焼け止めに関しては冷蔵庫保管をおすすめできません。急激な温度変化は、品質変化につながってしまいます。通常のスキンケアアイテムと同様に、直射日光と高温多湿を避ければ問題ないですよ。

正しい知識を身に付けて日々の紫外線対策を!

日焼け止めにまつわる小さな疑問。今までの認識が間違っていたという人もいるのではないでしょうか?紫外線が本格化するこれからの季節、正しい方法でケアしてくださいね。

監修/島田久美子
イラスト/二階堂ちはる
取材・文/清水尚美

※最終更新:23年7月 (初回配信:21年6月)


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