脂性乾性肌の特徴とおすすめケア&アイテム|美肌の近道!肌性入門
肌性は生まれつき決まっていて、各肌性によって肌悩みの傾向が異なります。自分の肌性と肌悩みをきちんと見極めたケアが美肌のカギに!脂性乾性肌の特徴と、適したスキンケアアイテムやお手入れ方法について、美容のプロに教えてもらいました。
【脂性乾性肌の特徴】
Tゾーンがテカりやすく、頬は乾燥しがち!
脂性乾燥肌とは、水分量が少なくて皮脂が多めの肌。小鼻やTゾーンは水分が少なく皮脂が多いので、ベタつきやすくてメイクがくずれがち。逆に頬やフェイスラインといったUゾーンは、水分も油分も少ないため乾燥しやすい傾向があり、遺伝的に生まれつき混合した肌といえます。ベタつく部分もあることから、うるおっていると勘違いして保湿をおこたるなど、最もお手入れ方法を間違えやすい肌性。しっかり見極めて適切なケアをすることが大切です。
部位ごとに毛穴やニキビ、ハリの低下など多様な悩みが発生
脂性乾性肌の場合、部位によって現れる肌トラブルの傾向が違います。皮脂が多いTゾーンは、キメが粗くて毛穴がやや目立ち、ザラつきやニキビ、くすみなどが現れやすくなります。一方、Uゾーンはうるおいが少ないためカサつきやハリの低下が起こりがちに。間違ったお手入れをするとTゾーンとUゾーンそれぞれの肌トラブルがより顕著になってしまうので、意識してお手入れしましょう。
ベタつきを回避するためにも、水分をしっかりチャージ!
Tゾーンがベタつきやすい分、うるおいは軽めでいいと思っていませんか?保湿をおろそかにするのは間違いです。水分量が不足して、肌内部がカラカラに乾いた「インナードライ」状態が加速してしまいます。すると、Tゾーンは肌を守ろうとしてますます皮脂量が増加し、Uゾーンはうるおい不足でカサカサという悪循環に。ローション+モイスチャーという基本のうるおいケアは、顔全体に必須です。Uゾーンはたっぷりと重ねづけをする、Tゾーンは少なめにするなど、部位ごとに量やつけ方を変えましょう。また、Tゾーンは過剰な皮脂によって古い角質が溜まりやすくなります。ニキビやくすみ、ザラつきなどにつながるので、スペシャル洗顔を追加して肌をクリアに整えて。
【脂性乾性肌におすすめの基礎スキンケア】
保湿力の高さを基準にしつつ、テクスチャーの好みや部位ごとの悩みに応じてスキンケアを選びましょう。みずみずしい使いごこちが好きな人や、Tゾーンのテカりやベタつきがより気になる人はオルビス アクア、しっとりした使用感が好きな人や、Uゾーンの乾燥、ハリの低下が気になるという人はオルビスユーがおすすめです。
・オルビス アクア ローション
・オルビス アクア モイスチャー
乾燥の原因にアプローチして、表面だけではなく肌内部までしっかりとうるおいで満たす高保湿シリーズ。すみずみまで*うるおいが行きわたることで乾燥スパイラルを食い止めて、肌のバランスを整えます。すこやかで透明感とみずみずしさがあふれる肌に。
*角層内
・オルビスユー エッセンスローション
・オルビスユー ジェルモイスチャライザー
※全品、医薬部外品
角層のすみずみまでうるおいで満たすことで、余分な皮脂を感じにくい、バランスのとれた肌へ導くエイジングケアシリーズ。肌本来がもつうるおいに着目し、ハリの低下による毛穴の目立ちやくすみにもアプローチ。贅沢なしっとり感なのに、ベタつかない使いごこち。
【脂性乾性肌におすすめのプラスケア】
テカリと乾燥のどちらの悩みもあわせもつ脂性乾性肌は、皮脂ケアとうるおいケアの両方を取り入れるのが賢明です。過剰な皮脂や古い角質を取り除くには、酵素のスペシャル洗顔を。頬や口元、目元の乾燥には、部分的にうるおいを補えるアイテムをプラス。メイクの上からも使えるタイプなら、日中も手軽にお手入れできます。
デイリーな洗顔では落としきれない頑固な汚れを、2つの酵素がバラバラに分解。キメ細かな濃密泡が根こそぎ絡め取り、つるんとなめらかな肌に。週2~4回、いつもの洗顔に置き換えて。
2種類のヒアルロン酸が、肌の内側・外側からしっかりと保湿する目元用美容液。素早くなじんでベタつかないので、メイクの上からでもここちよく使えます。目元以外にも、乾燥を感じやすい頬や口元にも使用OK。うるおいとハリ感をもたらします。
【脂性乾性肌におすすめのベースメイク】
ベースメイクは、Tゾーンのテカリを防ぎながら、頬の美肌感を高めてくれる下地が最適。保湿成分が配合されているものなら、全体のうるおいバランスが整い、一日中なめらかな肌が続きます。ファンデーションは、保湿力のあるパウダリーがおすすめ。Tゾーンはさらり、Uゾーンはしっとりと、快適な肌を叶えます。
皮脂ブロックパウダーが皮脂を吸い込んで固定化することで、くずれを防止。毛穴や凹凸を自然にカバーして、ファンデのノリもちも高めてくれます。皮脂ぐすみを払って、血色感も透明感も叶えるラベンダーカラー。ツヤめく澄んだ肌に整えます。
イラスト/二階堂ちはる